May06,2013

#250 Kanile'a Ukulele

kanile'a1.JPG kanile'a2.JPG

カニレア[kanile'a]製のウクレレ / K1 S DLX SF

 今回はウクレレ。モダンとは何の関係もなく、完全に個人的な趣味ですが、インテリアとしてもなかなか優秀なので紹介を。
 そもそも楽器がある光景が好きなのですよね。家具や花瓶、絵画などとは違い、音楽のための道具という特別な存在。主張するわけではないのに、楽器があるだけで部屋の印象が変わる気がします。コンパクトで、シンプルなつくりのウクレレは、スタイルを選ばずに部屋に馴染んでくれます。
 もちろん楽器としても魅力的です。ポロポロと音を出すだけで、どこかハワイらしい雰囲気のやさしい音色。楽譜や教本に困ることはなく、ハワイアンはもちろん、日本のポップス、ビートルズ、クラッシックやジャズのアレンジまで。簡単なコードの曲なら、すぐ弾けるようになりますし、追求すれば、とても4弦とは思えない奥深い演奏も可能です。
 そもそもは、2年前にハワイへ行った時に、ワイキキのウクレレショップで思わず購入したのが始まり。ここまでは、よくある話で、数回弾いて、あとは部屋に飾ってあるだけというパターンも多いのかと。自分もそうなるかと案じながらも、中国製ではありましたが、それなりのウクレレを買い求めました。
 帰国後、しばらくすると、ぎっくり腰になってしまいました。安静を強いられている間、ウクレレを弾いてばかりいたら、どんどん面白くなり、もっと良いウクレレが欲しくなりました。
 昨年、再びハワイを訪れることになったので、次はハワイ製をと心に決めてウクレレの店へ。
 どんな楽器でも同じだと思いますが、似たような見た目でも、弾き比べてみると、音や弾き心地が全然違うものですよね。店頭で何種類も試奏をさせてもらい、それでも1日では決めきれずに、候補を絞り込んで、翌日にもう一度お店に行って選んだのがこちら。
 カネオヘ[Kane'ohe]に工場を構えるカニレアというメーカーのソプラノサイズのウクレレ。繊細な音色と美しい木目のコア材、光沢感のないサテンフィニッシュに惹かれました。
 サウンドホールから見えるメーカーのシールには、ハワイ諸島が描かれていて、こちらも気分が上がります。
posted by Mami & Tetsu at 21:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>その他

Jan12,2009

#185 VESPA 125 ET3 Vintage

vespa1.jpg vespa2.jpg vespa3.jpg

ピアジオ[Piaggio]製のスクーター / VESPA 125 ET3 Vintage

 イタリアが生んだスクーターの名品、ベスパです。
 こちらはレトロなデザインのヴィンテージシリーズ。ベスパというとこれをイメージする方も多いのではないでしょうか。
 同シリーズは日本での根強い人気のために、本国で販売終了となった後も輸出用に製造されていましたが、2000年末をもって製造終了となってしまいました。あれから8年ほど経った今でも、その人気は衰えず、新車をデッドストックのようにかかえてプレミア価格をつけている業者さんもいるぐらいです。
 実は車種も色も全く同じモノを2台乗り継いできていて、かれこれベスパ暦も10年を超えます。自分ではろくに整備もできず、ほとんど通勤の足に使っているだけなので、国産スクーターでもよさそうなものなのですが、乗っていて楽しいのですよね。
 デザインが良いというのが一番の理由。それにギヤチェンジ等の楽しめる操作感も魅力です。全然ベスパを知らない人にミッション車だと説明すると驚かれることが多いのですが、ベスパは左手でクラッチを握りながらハンドルを前後に回してギヤチェンジを行う独特な操作でも有名です。
 ベスパに乗っていると言うと、よく聞かれることの1つが故障のこと。致命的なトラブルが起こったことはありませんが、実際に日本車ではありえない場所が壊れた経験はあります。個人的にはこれぐらいなら別にいいかなと思える程度なのですが、ワイヤー切れを頻発していた知人は「史上最悪の買い物だった」と言っていました…。
 イタリア製なので、確かに仕上がりにムラがあるようです。でも、構造がシンプルなので、きちんと整備をすれば、故障が減り、操作性も向上します。古い車体をレストアして乗るようなファンも多いので、修理方法が確立されており、パーツの流通量も豊富なのは利点ですね。大切にすれば、本当に長く乗ることができます。
 時間が経てば金属部のサビや色あせ等の劣化が当然に現れます。こういった古びは、雰囲気として似合うモノとくたびれてボロく見えてしまうモノの二つに分かれます。もちろんべスパは前者です。古さも風格として、より良い雰囲気に変えてしまいます。乗るほどに愛着の湧く、素晴らしいスクーターです。
posted by Mami & Tetsu at 16:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 置物>その他

Jul30,2008

#176 Wind-Bell

fresco_bell.jpg

フレスコ[Fresco]製の風鈴

 夏らしいアイテムを紹介。つい最近購入したガラス製の風鈴です。
 フレスコ[Fresco]さんという、大阪の和泉市にあるガラス工房の製品です。この工房のことは以前から気になっていました。海岸ビルヂングにあるマチュア[Mature]さんという帽子店(こちらは友達なので「さん」付けするのが微妙にこそばゆい感じです…)にディスプレーとして置いてあったベースがカッコよくて、そのうち行ってみたいなぁと思っていました。とはいえ微妙な距離と立地のため、なかなか足が向かなかったのですが、先日ムッチャンが神戸に帰ってきたときに一緒に行ってみました。
 想像以上に細い道を抜けると、水色の壁に「FRESCO」の文字を掲げたアメリカンな外装の建物が現れます。中はギャラリー&ショップを併設した工房で、炉の炎で一層に室温が上った中でガラス製作をしていました。吹きガラス体験もできるようなのですが、ただでさえ暑い真夏日の中、これはちょっと…という環境でしたので、体験希望の方はもう少し季節のいい時が良さそうですね。隣にはカフェもあります。
 この風鈴は併設のショップにて購入したモノ。ワイングラスを逆さにしたような下すぼみのカタチに薄く透けるブラウン。テグスに吊られ、ビーズと金属の筒を揺らす孔雀の羽が印象的。
 最近、型吹きのグラスも始めたようですが、他は基本的に宙吹きで作成されているため、一つ一つカタチが微妙に異なります。ガラスの膨らみや流れに合わせるようにブラウンの濃度や色ムラも変化しているため、色目もそれぞれ個性があります。いくつかストックを出していただき、好みのモノを選びました。
 帰ってから窓際に吊ってみると、金属の筒が意外に重いのか、ちょっとしたそよ風ぐらいでは鳴ってくれません…。でも、風抜けのよい日には心地よい音色が響かせてくれ、一安心。夏空を背に透けるガラスの雰囲気も、目に涼やかですしね。
posted by Mami & Tetsu at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>その他

Jan12,2008

#164 GN Shallow Bowl

nylund.jpg

ガナー・ニーランド / グンナー・ニールンド[Gunnar Nylund]デザインのロールストランド[Rorstrand]製の皿

 一時ほどの過熱感はなくなった気がしますが、すっかり定着しつつあるモダン期の北欧ヴィンテージ陶器類。
 陶器類とひとくちで言っても幅広いのですが、動物の置物に熱狂的なファンがついているリサ・ラーソン[Lisa Larson]を除けば、日本での人気を牽引しているのは、やはりテーブルウェアなどの器ですね。食器、花器など、使うための「器」という感覚は日本の文化でしょうか。飾るためだけの陶芸作品というと、なんだか大げさな感じがしてしまいますよね。
 でも、欧米では飾るモノに人気があります。陶芸家の作品を美術品のように扱い、鑑賞することを目的とします。そういったモノは、Vase(直訳:花瓶・壷)やBowl(直訳:椀・鉢)と表現されていても、何かの器として使うのではなく、はじめから鑑賞用として作られます。
 そう思えば日本は区分が曖昧ですよね。本来は食器である茶碗が、陶芸家の手によって芸術作品にまで仕上げられ、美術館の収蔵品クラスにもかかわらず、お茶の席で鑑賞しながら、器として使ってしまう国ですからね。ルーシー・リーの後期作品の芸術的な椀で茶を点てるなんてことは、欧米コレクターからすればクレイジーなのかもしれません。
 北欧においても鑑賞用やインテリアとしての陶芸製品が多く作られています。個人の工房だけでなく、グスタフスベリ[Gustavsberg]、アラビア[Arabia]、ロイヤルコペンハーゲン[Royal Copenhagen]といった大きな製陶会社がアーティストを招き入れて、自社の工房で創作活動を支援しました。また、その活動を工場製品にフィードバックするようなシステムを構築することにより、とても質の高い陶芸製品を生み出しました。
 こういったモノは日本でも北欧モダンインテリア好きを中心に人気がありましたが、近年の北欧ブームの影響で支持層がジリジリと増えているように感じます。その代表格がガナー・ニーランド。スカンジナヴィアン・セラミック&グラス:1940年代−1980年代[Scandinavian Ceramics & Glass: 1940s to 1980s]の表紙をかざる水差しのようなベースは、あまりに有名ですね。モダンなフォルムと非常に複雑で深みのある釉薬使いが特徴的で、世界中にコレクターがいます。
 フォルムデザインや釉薬が秀逸なモノは人気が高く、相応の値段がするのですが、これぐらいのモノであれば手頃な価格で手に入れられます。釉薬の雰囲気を味わうには十分ですね。釉薬と共にゴツゴツとした肌合いも素晴らしいです。彫刻家の父を持つニーランドらしい、彫刻家的なアプローチなのかなと想像します。
 この頃、個人的に北欧陶芸のアートピースに力を入れようかなと思案していますが、海外での人気も高いので、主な購入先になるであろうeBayでの競り合いが予想されます。とりあえずはユーロの強さが最大の敵なのですけどね…。

Memo:
 ロールストランドは1726年に当時のスウェーデン統治者フレデリック1世の命により創業。スウェーデン最古の磁器製造所で、ヨーロッパでも2番目の歴史を誇ります。高品質で装飾的な磁器のティーセットやディナーセットは高い評価を得ており、当時の製品は現在でもアンティークファンに人気があります。ノーベル賞授賞式の晩餐会で必ず使用される食器「ノーベル」は、同社の高い技術を象徴しています。戦後は、ガナー・ニーランドやカール・ハリー・ストーハン[Carl-Harry Stalhane]に代表される陶芸家やデザイナーを招き入れ、シンプルで芸術的なスカンジナビアン・モダンデザインを展開しました。また、同社は1873年にアラビア社を子会社として創業したことでも有名です。時代と共に規模を拡大し、移転を繰り返した同社ですが、1960年代以降は幾度かの買収や合併を経て、現在はイッタラグループのブランドの1つとなっています。
 ガナー・ニーランド(1904年パリ出生)は、スウェーデンとデンマークで活躍した陶芸・ガラスデザイナーです。1923年〜1925年にコペンハーゲンで建築を学びましたが、若き日の彼が最も影響を受けたのは、ドイツの陶芸家であった母と、フィンランドの画家・彫刻家であった父でした。ビング・オー・グレンダール[Bing & Grondahl]に見習いとして入り1926年から1928年まで働きました。1929年に、そこで出会ったナタリー・クレプス[Natahalie Krebs]と共に、サックスボー[Saxbo]の前身となるワークショップNylund & Klebs Keramiske Vaerkstedを始めました。1931年からはロールストランドで働きはじめます。1937年から1938年の間にB&Gのアートディレクターであった時期をのぞき、1958年までロールストランドを牽引するアーティストの一人として活躍しました。釉薬を駆使したストーンウェアで、モダンで優美な作品群を作り出すと共に、実用的な磁器製品のデザインも手掛けました。ロールストランドでの活動に加えて、1954年から1957年の間にはスウェーデンのStromberghyttanというガラス会社でアートディレクターを務めています。1959年にニモーレ[Nymolle]のアートディレクターとしてデンマークに戻り、同社で1974年まで働いた後に、フリーランスとして活躍。その後は自身の工房でガラスや金属を中心にした創作活動を続けました。
posted by Mami & Tetsu at 12:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>その他

Nov15,2007

#160 Vintage ash tray

ashtray_usa.jpg

ヴィンテージの陶器製灰皿

 50〜60年代ぐらいの雰囲気がムンムンと漂う灰皿。
 裏面に何かが書いてあるのですが、釉薬と文字の色が混ざっていて、はっきりと読み取れるのは「USA」のみ。米国製ということ以外は、全く不明です。
 買ったお店は、お馴染みのTRUSSさん。はじめて見た時からカッコいいなぁと思っていたのですが、実際に買うことになったのは、ずっと後のことでした。
 灰皿という我が家にあまり必要のないアイテムで、しかもサイズが大きいこともあり、手を出さずにいました。これだけカッコいいモノなら、きっと気に入った誰かが買っていくのだろうなと思っていたのですが、微妙に置かれる場所が変わりながらも、お店にありつづけました。我が家的には、お気に入りだったため、行くたびにこれを探し、見つけると、なんとなく安心するみたいなことを繰り返していました。
 ある日、いつものように探したのに、見当たらないことがありました。さすがに売れたかとも思ったのですが、よく見るとお客さんの目に触れないような棚の下に追いやられていました。それを見て、我が家が引き取らなくてはと、購入を決意しました。
 実は、ネットでも40%OFFぐらいのセール価格にしていたらしいのですが、売れなかったらしいです。我が家的にはお気に入りをセール価格で買えて嬉しかったのですが、なぜ…。
 話を聞くと、やっぱりメーカーやデザイナーの銘がないと、モノが良くても売れないとのこと。特にネットでは、この傾向が強いようです。自分でもネットで検索するときは、メーカー名等で探しますし、実物を見ずにウェブ上の写真だけで判断するのは難しいと感じるので、仕方ない部分もあるのかなぁ…。
 ネットの利点は世界中を相手に売買できるところ。ごく一部の層にしか人気がないコアなモノでも、探せば見つかる可能性があります。この物量と情報量は圧倒的ですね。
 でも、アンティークモールやフリーマーケットで、埋もれたジャンクの中から自分のお気に入りを見つける、宝探しのような楽しみが、ネット検索では排除されてしまいます。便利なことも多いですが、なんか寂しいのですよね。
 銘がなくても、良いモノはたくさんあります。この灰皿も、色目と釉薬の発色具合といい、このカタチやサイズといい、本当に雰囲気が良いです。これがテーブルにあるだけで、単純にカッコいいのですよね。
 TRUSSさんのように、自分がカッコいいと思ったから銘がなくても仕入れてくれるようなお店は本当に貴重な存在です。思うように売れないジレンマもあるようですが、我が家のためにも頑張って欲しいです(笑)
posted by Mami & Tetsu at 09:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>その他
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。