Aug09,2005

#63 Original Panel

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ファブリックパネル

 自作のファブリックパネルです。寝室の壁にスペースがあったのですが、あまり絵を飾るような習慣がなく、ファブリックパネルなら良いかなと思い、自分で作ってみました。
 ファブリックパネルは色々なところで売っていますよね。使っているファブリックも、現行のマリメッコ、ビンテージの無銘モノや柳宗理など多種多様です。生地の種類や大きさによって値段もピンキリ。インパクトのあるデザインのモノなら、それひとつで部屋の印象を変えそうですね。なかなか選びがいのあるアイテムです。
 我が家は落ち着いた柄にしました。寝室なのでテンションが上るような柄は寝つきが悪くなりそうですし、部屋を占める面積が一番大きいシーツ類の柄との相性を考えなくてはいけません。でもシーツ類は何種類かを交換して使いますし、また新しいモノも買うでしょう。パネルにあわせてシーツを選ぶのもどうかと思い、パネルの方を合わせやすい柄にしました。(と、この時はそんな話をしていたのですが、最近Mamiが寝室のカーテンを超インパクトのある柄に替えることを検討中…。詳しくはまたそのうち書きます。)
 使ったファブリックはモダニカやケース・スタディ・ショップの系列店のTIMOというショップの製品。TIMOとはTextiles In Modern Odjectsの略で、60年代にハーマンミラー社がテキスタイルデザイナーのアレキサンダー・ジラルドを起用して設立したテキスタイルとオブジェの専門店をモデルにしたお店とのこと。日本のモノですがなかなかのグッドデザインで、とてもリーズナブル。TRUSSさんでTIMO製品の取扱いがあり、店にストックがないモノだったのですが次の入荷に併せて取り寄せてもらえ、少し時間はかかりましたが手に入れることが出来ました。
 キャンバスのような少し粗い織りの生成り地に、黒一色で柄が描かれています。シンプルですが手書きっぽいパターンに暖かみがあり、強い存在感があるわけではないのですが、のっぺりとしていた壁の印象がやわらぎます。
 作り方は自己流で、とても単純。東急ハンズで購入した木製パネルの上に生地を置き、アイロンでピッタリするようにしわを伸ばして、裏に折り込んで画鋲で留めるだけ。布の端も切りっぱなしで何の処理もしていませんが、別に売り物ではありませんので表から見えなければいいかなと。柄に飽きたら簡単に交換できますしね。また、余った生地は小さなパネルしました。こちらは某喫茶店のトイレに飾ってあります。
 作ってみて思ったのですが、もちろん市販のモノより安くはできましたが、木製パネルは既製品を使ったのでそれなりの費用はかかりました。好みの柄のモノがあるのなら市販のファブリックパネルを買っても良いかもしれませんね。でも、市販品ではない柄やビンテージのファブリックなどで、生地だけならあるという場合でも、案外簡単に出来るのだなと分かりました。もしよければ挑戦してみてください。失敗しても責任は持てもませんけどね…。


posted by Mami & Tetsu at 17:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Aug02,2005

#60 DANS LA NUIT

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ルネ・ラリック[Rene Lalique]デザインの香水瓶 / 香水瓶ウォルト《真夜中》 Flacon WORTH《DANS LA NUIT》

 今回はラリックの香水瓶です。ラリックほど著名であれば名前ぐらいは聞いたことがあるという人は多いと思います。実は私も名前は知っていましたが、詳しいことはあまり知りませんでした。骨董市でガラスケースの中に飾られているモノを眺めては、あんな感じの作品の人なんだなーというぐらい。相当な値段がしますし、好みのモノが少ないこともあり、詳しく知ろうという意欲があまりなかったように思います。
 でも、憧れのような感覚は常にあり、良いモノとの巡り合わせがあれば将来的には何か欲しいなと思っていました。そして、その時は意外なまでに早くやってきました。
 以前にMamiが骨董店でバイトをしていたと書いたことがありますが、そのお店が京都骨董祭へ出店するということでMamiも手伝いにいきました。その時に他のお店で売られていたモノ。長部玉美さんというアンティーク業界では名の知れた方がされているお店で、骨董市なんかで売っていいの?というような凄い品揃えのお店。Mamiがバイトしていたお店の方が知り合いで、口利きをしていただき、お安く買うことが出来ました。さすがにそのままの売値では手が出せなかったと思いますし、骨董市では業者の質もピンキリですが、長部さんならお墨付きをいただいたようなものです。とてもいい巡り合わせに感謝。
 ラリックというと何を想像しますでしょうか。女優サラ・ベルナールが熱愛した宝飾品、ワゴン・リ社が製造したオリエント急行の客車のインテリア、日本でしたら朝香宮鳩彦両殿下邸宅(現・東京都庭園美術館)の正面玄関の女神のガラスレリーフかもしれませんね。アールヌーヴォー期〜アールデコ期まで常に時代の先端で活躍した方ですから、イメージするモノは人それぞれだと思いますが、香水瓶と答える方も多いと思います。
 香水瓶はラリックがガラス工芸の道へと進む転機となったアイテムで、300点近いデザインをコティ、ゲラン、ニナ・リッチ等の香水商に提供しています。建築装飾に傾倒し、豪華客船の内装を手掛けていた時期であってもデザインを続けていた、ラリック本人にとっても思い入れの強いアイテム。
 これは高級婦人服メーカーのウォルト社からの依頼で1924年にデザインされたフランス語でDANS LA NUITという名の香水瓶。英訳するとIN THE NIGHT、日本では真夜中と呼ばれています。香水瓶の表面に星柄が散りばめられています。よく見かける真夜中シリーズは、表面が深い青色で、星の部分のみが透明で、中の香水が透けて輝き、星空のように見えるデザイン。でも、我が家のモノは全て透明。ガラスが白っぽく見えるのは、実は乳濁した香水が瓶の内側に残っているため。買った時からこの状態でした。ラリックが意図したデザインではありませんが、このまだらな乳白色具合が本当に良い雰囲気でとても気に入っています。好みの問題ですが、もしこれが普通に青かったら買っていなかったでしょうね。
 この瓶にどういう香水が入れられていたのか知らないのですが、ラリックは目には見えない香水の香りを瓶で表現したと言われています。真夜中の香りって…、ちょっと怪しげですね。

Memo:
 ラリックについては、資料の持ち合わせもなく、明らかに知識不足です…。詳しいことを知りたい方はウィキペディアへのリンクを貼っておきますので、ご参照下さい。
Link:ウィキペディア[Wikipedia]>ルネ・ラリック

Tips:
 ラリック社は現在でもガラスメーカーとして活躍しており、デコ期のデザインで作り続けている製品もあります。ただし、一般的にアンティークとして評価されるのはルネ・ラリックが存命していた1945年までの製品。1945年までの製品にはR.LALIQUEのサインが付されており、以後の製品はR抜きのLALIQUEのみのサインとなります。最低限の知識として必要ですが、実際はサイン自体がないモノがあったり、R.LALIQUEとサインされたニセモノがあったりしますので、素人判断はできませんけどね。ちなみに我が家の香水瓶はR.LALIQUEです。

追記(2005/8/4)
 その後、ネットで検索をしていたら真夜中シリーズは透明のガラスのモノ、青色のガラスのモノ、透明ガラスを青色に着色(パティネ)したモノの3パターンが作られていたことが分かりました。青パティネのモノは星柄部分が無着色で透明になっていて、中の香水が透けて輝きますが、青色ガラスのモノは星柄部分も青いようです。以前に私が見たことがモノはどうやら青パティネだったようですね。
 また、大きさも様々なモノがあり、香水瓶以外にも、ディスプレイ用に作られた大きなモノや、パウダーケースなどもあったようです。
posted by Mami & Tetsu at 17:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Jul29,2005

#59 Vaggplatta

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リサ・ラーソン[Lisa Larson / Larsson]デザインのグスタフスベリ[Gustavsberg]製の鳥のプレート / HARLEKIN Vaggplatta/fat

 リサ・ラーソンがデザインした鳥のプレート。タイルと表現されていることもありますが、縦横18cmサイズの陶板レリーフのようなモノです。1960年のデザイン。HARLEKINというシリーズのひとつで、茶系の色目のネコやバイキング等のUNIKとは別のシリーズのモノです。こちらの方が若干安いでしょうか…。
 前々からどれか欲しかったのですが、結構な値段がするので躊躇していました。あちこちとネットを探したり、オークションをチェックしたりとしながら、なかなか予算にあったモノが見付けられない期間が半年ほどありました。ところが、ある日ヤフオクでなかなか安価なモノを発見。出品者は以前に私がライオン(小)を買った人で、ヤフオクで北欧モノを探せば必ず登場する方。実はこの少し前にリペア有の同じモノを出品されていまして、私も入札したものの値段がそれなりに上ってしまい落とせませんでした。今回も値段が上っちゃうのだろうなぁ…なんて思いながら、終了間際に入札したら、なんと入札者は私一人!完品なのにリペア有のモノより安く買えちゃいました。送料を考えたらスウェーデンのオークションで買うのと同じぐらいのお値段。いやぁ、オークションの落札額なんて水物ですね。なんか得した気分です。
 茶・青・水色の3羽の鳥が並んで枝にとまっている絵柄。同じ柄でも色が違うモノがあります。焼具合による発色の差でなく、根本的に違う色の釉薬が使われているようです。製造した時代が違うのか、何種類かパターンがあったのか、詳しいことは分かりません。どなたかご存知の方いましたらコメントください。
 可愛くそして落ち着いた佇まい。リサ・ラーソンにしてはちょっと普通っぽい、北欧にありがちなデザインではありますが、こういうのもイイですね。北欧デザインの静寂とリサ・ラーソンのデフォルメの融和という印象。
 実はこれ、トイレに飾っています。作りつけの飾り棚のようなものがあり、前からちょうどタイルが収まるサイズだなと思っていまして…。で、置いてみたら、やっぱりピッタリでした。ほんのりトイレのグレードが上った気がします(笑)

Memo:
 リサ・ラーソンについては#10 Lejonで詳しく書いていますので、そちらを参照して下さい。

■関連記事
#10 Lejon リサ・ラーソン[Lisa Larson / Larsson]デザインのグスタフスベリ[Gustavsberg]製ライオン(中・小)/ AFRIKA Lejon stort, Lejon liet
#69 Poodle リサ・ラーソン[Lisa Larson / Larsson]デザインのグスタフスベリ[Gustavsberg]製プードル / LILL KENNEL Poodle
#89 Stress Santa & Reindeer リサ・ラーソン[Lisa Larson / Larsson]デザインのグスタフスベリ[Gustavsberg]製サンタクロース&トナカイ/ Stress Santa & SKANSEN Reindeer
posted by Mami & Tetsu at 19:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Mar23,2005

#27 Jelly

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ジェリーキャット[Jellycat]製のサルのぬいぐるみ/ Junglie Monkey 53cm

 見てのとおりサルのぬいぐるみです。モダンデザインとは関係ないですよね…。でも、とても好きなのです。かわいいでしょ。
 イギリスのジェリーキャットというメーカーの製品です。化繊ですが、とても品質が良く、シャギーのような毛は色目に品があり、手触りもとても柔らかいです。
 きらきらと光る目とニンっと笑った表情がとてもピースフルで、ぽってりとした体型もたまらなくキュートです。
 ペタンコでクタクタの長い手は、手先にペレットが入っていて、適度な重みで足や頭の上に置いて遊べます。体は綿が詰まっていていポワポワですが、お尻にペレットをいれ安定感を良くしてあったりと、なかなか凝った作りです。
 ご当地英国のロイヤルファミリーも愛用しているらしいので、さすがの品質ですね。
 これを買ったのは東京のコンランショップです。わざわざコンランまで行って買ったのはグラス2つとこのサルだけ(笑)
 サルの前に立ち止まるTetsuと、「えっ?」という表情のMami…。実は動物モノを買うのはほとんどがTetsu。でも家に帰ってからはMamiが溺愛しています。
 相当気に入ったので同じシリーズを買いたいなと思ったのですが、神戸では売っているところがないのですよ。
 セレンディピティーが取り扱っているという話を聞き、半年ほど後にまた東京へ行った際に立ち寄って小さなサルとロバを購入。その後、偶然神戸のUAが企画物で扱っていたブタを発見し購入。ベッドがぬいぐるみだらけになっていく我が家なのでした…。
 
Memo:
 ジェリーキャットは1999年創業のロンドンのソフトトイメーカーです。「斬新で面白く、目を引くデザインを」とのコンセプトに作られたモノ達は、非常にデザイン性にすぐれ、子供達ばかりでなく大人達にも人気があります。製品の品質は高く、Harrods、Selfridges、Hamleysといった有名店のほか、バッキンガム宮殿のショップにも取り扱いがあります。ロイヤルファミリーも愛用者だとか。
posted by Mami & Tetsu at 19:56 | Comment(4) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Mar20,2005

#24 Hedgehog

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ウォルター・ボッセ[Walter Bosse]デザインのハリネズミ[Hedgehog]

 オーストリアのデザイナーのウォルター・ボッセの代表作のハリネズミです。
 入れ子式になっていまして、6匹のハリネズミ達を積み上げると1匹のハリネズミになります。6匹それぞれに顔や足がちゃんとあり、どいつもキョトンとした目がとてもかわいいですよ。
 ボッセの作品はオブジェとしてだけでなく機能を兼ね備えているものも多く、このハリネズミもなんと実は灰皿…。
 真ちゅう製ですし、このハリの間にたばこをおけば確かに灰皿になりそうですが、こんなかわいいやつにそんな使い方をさせるなんて、とてもできません。
 我が家では一番上の小さいやつだけを横に置いて、ハリネズミの親子のようにして飾っています。
 ボッセの名が日本で知られてきたのは最近のようですが、ヨーロッパではコレクターアイテムとして定着しています。
 私が初めてこれを知ったのは神戸の西区にあるTRUSSさんに置いてあったモノを見てからです。半年ほど前から気にはなっていたのですが、よし買うぞと決意したときには店頭の一体のみでストックがないため今は売れないとのことでした。
 しょうがないのでネットで捜しまわり、1ヶ月ほど後にeBayのオークションでドイツのアンティーク屋さんが売りに出しているのを発見しました。写真や説明も豊富で、信頼できそうな業者さんでしたので入札したのですが、値段がドンドンあがりました。他の入札者がどこの国の人かは分かりませんが、現地で人気がある商品のオークションは、送料分だけこっちが不利ですね。
 いくらまで入札するべきかを迷って、もう一度TRUSSさんに電話をしたら、なんと2体入荷があったとのこと。結局、送料を含めればTRUSSさんの方が安いところまでeBayのモノは値段が上がってしまったため、急いでお店に行って買いました。
 ボッセの真ちゅう製フィギュアはハンドメイドのため、同じモノでも微妙に表情が異なります。こんな近所のお店で実物を手にして2体のうちから好きな方が選べるなんて、恵まれた環境です。
 また、このハリネズミは世界中でフェイクが作られたことでも有名ですね。かなり精巧に作られたモノもあり、素人での判別は不可能ですので、信頼あるお店で買うしかありません。
 ちなみにTRUSSさん自体は北欧屋さんではないのですが、おそらく仕入れ元はお友達だと言っていた東京にある某有名店と思われます。ボッセのモノはヨーロッパのコレクターからの仕入れをしているお店ですので信頼できますよ。ちょっと西ですけど神戸で実物を見たい方はTRUSSさんへご相談を。

Memo:
 ウォルター・ボッセは1904年ウィーン出生のオーストリアのデザイナーです。
 1927年ウィーンの陶器メイカーGoldscheider&Coで働き、1938年bosse Keramikを設立しました。初期の頃はセラミック製の作品が中心でしたが、1953年にドイツへ移住し自身のワークショップにて小さな真ちゅう製オブジェクトの製作をはじめます。その多くが動物をモチーフとしたフィギュアで、50年代中頃より人気が出始めました。作品の人気が高まると共に、世界中でコピーが作られ、その後は訴訟問題で苦しめられることになります。ハリネスミの灰皿にいたっては100万個以上のコピーが作られたとも言われており、驚異的な量のコピーが出回っています。
 彼の作品はオブジェとして以外に、コルク抜きや温度計、ペンスタンド、フック等といった機能も兼ね備えたモノも多くあります。初期のセラミック製の作品から真鍮製のフィギュアまで、現在でも世界中の熱狂的なコレクターから支持を得ています。
posted by Mami & Tetsu at 12:35 | Comment(8) | TrackBack(1) | 置物>オブジェ
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