Oct04,2008

#180 Pottery Bird

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陶製の鳥

 陶製の鳥の置物です。一目見て気に入って買ったモノで、オランダ製ということ以外は不明です。
 アンプロップ[Amplop]さんという栄町にあるバリ島の雑貨類を中心に扱っているお店で購入しました。ウブドにも店舗があるため、バリ島ファンには有名な店だと思いますが、モダンデザイン好きの方は東南アジア系にはあまり興味がないでしょうか…。我が家はとてもお気に入りの店です。もともとバリ島が好きだったり、アジアン雑貨にも好みのモノが多くあるということもあるのですが、品揃えにセンスの良さが光っているのです。アジア系以外にも、アフリカ系のシックでモダンな木製品があったり、港町神戸らしいマリンカラーのヨットの置物があったり、何気なく昭和骨董を混ぜてみたりと、多様なモノが統一感をもって集められています。一本芯の通ったセレクトで、男っぽい雰囲気のモノが混ざっている点もいいですね。それでいて値段設定はとても手頃。オーナー夫妻の人柄もよくて、つい長話になってしまうことも多いです。
 とはいえオランダ製の陶器がなぜ?と思ったのですが、話を伺うと、インドネシアはかつてオランダ領だった時期があるため、オランダ製のモノが多く残っているらしいです。現地の目利きの骨董商が安価で集めて商売にしているらしく、本国で買うよりも安く手に入るとか。
 質感がとても良くて、見るからに高価そうだったので、きっと手は出せないだろうなと思いながら値段を聞いてみたのですが、意外なまでに安くて思わず購入してしまいました。インドネシア仕入れ、恐るべし。
 力強さを感じる羽の釉薬使い、しっとりとした白い肌合い、そして鳥らしい特徴をとらえたカタチには、とても手馴れた雰囲気があり、作り手の腕の良さを感じます。羽先に削った跡や小さな陶片がくっついていたり、絵付けのブレがあったりと、仕上がりに若干の粗さはありますが、それもまた良い味になっています。素材感や風合いの良いモノには、キズまでも風格にしてしまう力がありますね。
 さすがアンプロップさんといったセレクト。実はこれで3羽目らしいのですが、恐らく最後の仕入れになるだろうと言っていました。良き巡り合いに感謝。


posted by Mami & Tetsu at 12:37 | Comment(4) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Apr13,2008

#169 Teak Bowl

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チーク材のボール

 デンマーク製のチーク材のボールです。
 チーク材のボールというだけですと、本当に様々なモノがありますが、モダンデザイン期の定番アイテムでもありますね。チーク細工にはコレクター層が存在しており、カイ・ボイスン[Kay Bojesen]、フィン・ユール[Finn Juhl]、イエンス・クイストゴー[Jens H. Quistgaard]等というメジャーどころから、どこかの国の工芸品まで、フォルムや木の質感にとことんこだわった方達がいるとか。はまると出費が嵩みそうな世界ですが、我が家的には、そこまでこだわりはありません、今のところ…。
 こちらはLaur. Jensenというメーカーのモノ。底にマークが入っており、シールも残っているのですが、デンマークの会社という以外はよく分かりません。
 前回の京都大骨董祭で輿石さんから購入しました。ハミングジョー[humming joe]さんが京都初出店ということもあり、1年ぶりぐらいの京都骨董祭。京都は和骨董屋さんが強い印象がありますが、最近の和骨董業界は停滞気味で、一部の本当に良いモノを持っている方を除けば、パッと見ただけでもグダグダな店舗が多い印象を受けましたね。そんな中、輿石さんのブースは相変わらずの異空間。遠くからでも一目で分かります。今回もアクセル・サルト[Axel Salto]のリトグラフ等、神戸ではなかなかお目にかかれない素晴らしいモノを持って来ていました。相応に値段もカッコいいので、買い物というよりは、いいモノを見せてもらって、色々な話を聞いてというのが主になったりするのですが…。
 そんな中で、今回はカタチが気に入ったこのボールを購入。デンマークらしい美しい曲線には、細部にまでこだわりを感じます。こういう職人気質のようなところは、日本人の価値観にも合うと思います。
 木目もきれいですね。若干のフシはあるものの、1つの材をくりぬいた贅沢なつくりです。当時のデンマークではタイ産のチーク材を使用していたのですが、乱伐が森林破壊につながり、伐採や輸出に規制がかかり、現在では植林地を除き原則伐採禁止になっているらしいです。このため同じデンマーク産のチーク製品でも、ある時期を境にして、その質感が全く違うとのこと。
 木製品を買うときには木目は気にしていましたが、時代まで考えて比べたことはありませんでしたね。そう思えば、ダンスク[Dansk]のチークトレイをラスベガスのアンティークモールで安かったので買って帰り、持っていた同じモノと比べてみたところ、木目の雰囲気が全然違っていたことを思い出しました。ダンスクのチークはタイ・マレーシア・インドネシア産を使用していると聞いたことがありますが、もしかしたら時代や産地が異なっていたのかなぁ。
posted by Mami & Tetsu at 13:29 | Comment(2) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Dec17,2007

#162 Xmas Ornaments

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クリスマスツリーのオーナメント

 ワラでできたストローオーナメントとおまけのフェルトのトナカイを紹介します。
 ストローオーナメントは、クリスマスツリーの飾りとしては、とても伝統的なモノです。金色の玉などで飾りらしく仕上げてあるモノもありますが、ワラと赤い糸ぐらいの簡素なつくりのモノが大半。家で手作りというのがもともとのようです。他にも、スウェーデンのワラ製の山羊(ユールボック)なども有名ですよね。
 ワラは手に入れやすい素材だったというだけでなく、キリストが家畜小屋で降誕し、飼い葉桶に寝かせられたことから、クリスマスを祝うための大切な素材と考えられています。
 キラキラ・ピカピカの飾りつけとは正反対の素朴さですが、温かみがあって、意外に存在感があります。自宅で過ごすスローなクリスマスには、こういう優しい雰囲気が似合いますね。
 こういったモノを好んで手作りされる方もいるようですが、我が家はキャトル・セゾン[quatre saisons]で買いました。普段はあまり近づかないキャトル・セゾン[quatre saisons]やアフターヌーン・ティー[Afternoon Tea]といった店ですが、クリスマスシーズンには魅力的なアイテムが沢山あるように感じます。フェルトのトナカイも、うっかり気に入って買ってしまいました。
 一番の問題は、我が家にクリスマスツリーがないということでしょうか。ここ数年は部屋にあるガジュマルをクリスマスツリー化するのが恒例となっています。多幸の木なのでハッピー感も2倍でいいかなぁ…なんて言ってきましたが、調子に乗ってオーナメント類を増やし続けていると、室内の観葉植物を全部ツリーにする日がやってきそうな気が…。
posted by Mami & Tetsu at 19:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Aug31,2007

#156 Springare

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スティグ・リンドベリ[Stig Lindberg]デザインのグスタフスベリ[Gustavsberg]製の馬 / Springare

 今回は陶器製の馬を紹介します。興味のない人には、また動物モノかと言われそうですが、我が家のコレクションの中でも、かなりの大物です。
 デザイナーはスティグ・リンドベリ。北欧ヴィンテージのファンで、この人の名前を知らない人はいませんよね。近年の北欧ブームの牽引役であり、本国スウェーデンの人気も急上昇。人気と共に値段も急騰しているので、買う側からすると困ったことなのですが…。
 多彩な作品があるリンドベリですが、この馬も代表作の1つでスプリンガレ[Springare]といいます。リンドベリの作品集でも紹介され、プチグラNo.7では小さいサイズのドット柄が表紙を飾っています。また、現在開催中の巡回展「北欧モダン デザイン&クラフト展[Nordic Modernism, Design & Crafts]」でも展示されていますので、リンドベリのファンなら知っている方もいるのでは。
 欲しいなとは思いながらも、売っているのを、ほとんど見たことがありませんでした。人気があるので、日本のディーラーさんも買い付けたいと思っているはずですが、レアアイテムなのかなと。それで一度、スウェーデンのオークションのセラーに声かけをしてみたところ、数ヶ月で小さい方を見つけてきてくれました。案外、簡単に見つけてくるなぁと思いきや、現地のリンドベリ・プライス急騰の上に、円安で、更に送料も加えると、手が出せる金額でなく、諦めることに。しばらくは可能性なさそうだなと思っていました。
 ところが忘れかけたころに巡り合わせがやってきました。1年前のカイ・ボイスンのカバに引き続き、またしても京都骨董祭の輿石さんです。位置的にもカバが置いてあった場所ぐらいに、今度は馬が!ちなみに、輿石さんと会うのは2度目で、しかも1年ぶりだったのですが、前回のカバの時にダラダラと悩みながら値交渉をしていたためか、覚えていてくれました…。で、今回も悩みながら色々と話をすることに。
 驚いたことに、日本での仕入れらしいです。ハーマン・ミラー・ジャパンの創設メンバーだった方のお宅の玄関に、ずっと置いてあったとか。長年の玄関暮らしで、白い体が全体的にくすんでいました。普通に、家に訪れる色々な人に、可愛がられ、なでられてきたような印象を受けました。下部にはグスタフスベリのステッカーも残っていて、本当に置いたままだったのだなぁという感じです。スプリンガレは、少なくとも写真で見る限りでは、もっと真っ白なモノだと思うのですが、このくすみ感がかえって我が家の好みに合いました。
 値段はかなり安かったと思います。でも、それなりにはするので優柔不断のTetsuは悩みながら、別の気になるモノを見てみたり、輿石さんが訪れたフィン・ユール宅の写真を見せてもらったり、関係ない話をしたりと…。輿石さんのブースは、骨董祭ではありえないほど優雅な空間で、ソファ等に座って話ができるので、余計に時間をかけてしまう気がしますね。でも、そうしている間にも、デンマークの古い版画を薦められ、かなり気にいって買うことになったりと、意外に商売上手?
 結局、元の値段もかなり安かったはずなのに、版画と併せて買うので少し値引きをしてもらい、家に連れて帰ることにしました。
 この馬には、名騎手が「これほどまでに間違った型の馬を見たことがない! けれども、同時にこれほど馬らしい馬を見たこともない!」と展示会場責任者に詰め寄って言ったという逸話が残されています。確かに、パッと見にはユーモラスなほどデフォルメされていますが、不思議とディティールが馬らしいのですよね。顔のカタチとか、お尻のフォルムとか。同じくデフォルメのきいた動物の陶器で有名なリサ・ラーソンとは何かが違う気がします。言葉で表現するのは難しいのですが…。これがリンドベリらしさなのかなぁ。
 興味がある方は北欧モダン デザイン&クラフト展で実物を見ることができますので、じっくりと観察してみてください。その立体的な造型の完成度の高さと素材感の良さは、写真で見るより何倍も魅力的ですよ。書籍やネットから得られる情報も重要ですが、実物に触れることは本当に大切だなと、あらためて思います。
 とりあえず家に連れて帰ったはいいのですが、デカイですね。ちょうど棚を自作している最中で、完成後はこれに収まりました。リビングでもなかなかの特等席です。スウェーデン生まれながら、日本暮らしが長い彼ですが(ヘタすると先輩かな?)、これからは神戸で可愛がっていこうと思っています。

 ちなみに輿石さんですが、先日、東京でLuca Scandinavianというお店を開きました。ハイグレードな品揃えが、さすがです。

Memo:
 スティグ・リンドベリについては#2 Spisa Ribbで詳しく書いていますので、そちらを参照してください。
posted by Mami & Tetsu at 22:41 | Comment(8) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Aug11,2007

#154 Uggla

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エドヴァルド・リンダル[Edvard Lindahl]デザインのグスタフスベリ[Gustavsberg]製フクロウ

 スウェーデンの陶磁メーカーのグスタフスベリ社で作られた陶器製のフクロウです。
 グスタフスベリで動物の置物といえば、大人気のリサ・ラーソン[Lisa Larson]かスティグ・リンドベリ[Stig Lindberg]のどちらかと思いますよね。でも、これはエドヴァルド・リンダルがデザインしたモノ。60年代ぐらいの製品です。
 スカンジナヴィアン・アート・ポッタリー:デンマーク&スウェーデン[Scandinavian Art Pottery: Denmark and Sweden]に掲載されており、eBayでもチラホラと出品を見かけるので、米国での流通量が比較的あるのかなと思います。日本でも、ヤフオクで北欧系ヴィンテージを扱っている方が、たまに出品しています。リサ・ラーソンのように、あちこちに熱狂的なファンがいるような状況ではなく、好きな人が買っているという感じで、値段もお手頃です。
 知っている限りでは、この2種類以外にウィンクをしているモノがあり、全部で3種類のフクロウがいるようです。個人的には、この2種類が好きなのですが、ウィンク派の人も意外に多いようです。
 尾っぽを上げた方は、少し攻撃的でハリーポッターに出てきそうなカッコいい感じ。丸い方は、苦労知らずのノンビリした和み系ですね。クリッとした目が特徴的で、これが好きなのでウィンクがイマイチに感じるのかな…。
 裏面にはGに手のサインが書かれており、グスタフスベリのスタジオ(工房)作品だと分かります。とても手の込んだ仕上げで、素材感が良いです。
 サイズが小さく送料が安価で済むので、eBayで購入しました。たまたま2種類をセットで売っている人が現れたので、これを狙いに。一応は競り合いましたが、ある程度の相場が決まっていて、ムリして買わなくても次の出品がありそうなモノなので、マッタリと安心して入札という感じでした。いつもこうだと嬉しいのですが…。
 フクロウは「森の賢者」とよばれ、欧米では知の象徴とされています。日本では「不苦労」や「福廊」の語呂合わせで、幸せを呼ぶとも言われていますね。
 動物モノ好きのTetsuのせいで、部屋のインテリアに動物類が多くなり過ぎています。買い控えようとは思いながらも、ついつい気に入ったものは手を出してしまうのですよね。「ライオンは富の象徴で…」とか「ハリネズミは幸福の象徴で…」などとムリな言い訳をしてきましたが、そんなに何かを象徴するモノばかり必要なのかって話ですよね…。
posted by Mami & Tetsu at 18:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ
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