Aug22,2011

#231 Wood Tray

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籐巻きハンドルの木製トレイ

 木の色と籐のコントラストが印象的な木製トレイ。
 円形の板を薄く曲げ、持ち手のために穴を開けて、籐を巻いただけのシンプルなデザイン。
 赤っぽい木の色は、材ではなく塗料の色だと思いますが、木目が美しくでていて、上質な素材感があります。
 直径39cmと十分なサイズながら、意外に材が薄くて、とても軽いつくり。余計な出っ張りがないので、収納にも便利で、業務用かと思わせるような機能性の高さもあります。
 どこか懐かしくてほんのり温かみがあり、スカンジナビアンというよりは米国っぽい雰囲気でしょうか。でも、実はこれ、日本製だと聞いています。
 もう何年も前に、神戸のフリーマーケットで見つけたもの。
 若い方ばかり何人かのブース。レトロなモノやエアライングッズなど、どこかの業者さんらしき品揃え。在庫処分にきたのかなというお手頃価格で、興味津々のモノばかりを売っていました。
 たまたま自分が不用品売却のためにフリマに参加していたのがラッキーでした。
 どこのメーカーの誰のデザインとも分からないのですが、日本製ヴィンテージもあなどれないなと、あらためて思わせられるグッドデザインです。


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Jan28,2011

#220 Bunaco Bowl

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ブナコの菓子鉢

 以前に紹介した葉型のプレートと同じく、とても古いブナコ。ボロボロになった外箱には「菓子鉢」と書いてあります。
 そうして見ると、確かにコタツの上にでもありそうな和の雰囲気。しかし、これが意外に洋室ではモダンに感じられます。和洋どちらの用途にでも使え、インテリアとの馴染みが良い器です。
 独特の連続するコイルの文様が美しいラウンドフォルム。四方には若干の角ばりをもたせてあります。
 ブナコは押し出し成形という構造上の都合から、鉢状にすると基本的に口縁に向けて広がっていく形になるはずなのですが、こちらは一旦立ち上がった後に口がすぼんでいます。
 よく見てみると、上下に二つのパーツを作り、それを組み合わせているようです。接合部になる側面中央部にはブナのテープが巻いてあり、その木目が良いアクセントとなっています。とても凝ったつくりですね。
 工程には手作業が多いらしいので、相当な手間がかかっているはずです。それにもかかわらず、古いブナコは(今のところは)お手頃な価格で流通しています。
 デザインでは彫刻的なウッドカービングにはかなわないかもしれませんが、軽くて水気に強いという使い勝手の良さで、テーブルの上で活きた器となる魅力があると思います。
posted by Mami & Tetsu at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>その他

Oct24,2010

#216 Bunaco Leaf plate

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ブナコ[Bunaco]の皿

 今回紹介するのは古いブナコのお皿です。
 ブナコは青森県のブナ材を使用した工芸品。薄くテープ状にしたブナ材をクルクルと巻いたブナコイルというリング状のプライウッド。曲げやすいブナ材の性質を利用しながら、クセの強さをなくし、軽く堅牢な材に変化させています。
 驚くのは、これを削りだすのでなく、押し出して成形するという工法。これにより、カービングなどの無垢材を削りだす工法に比して10〜30分の1の材料で製品が作れるという、資源を有効利用したエコな木工品。
 この工法から生れた年輪のような文様と段の連続が、デザインとしても面白く、近年は照明器具などに応用され、インテリアとしての評価が高くなっています。
 こちらのお皿は、ボロボロの箱に入ったままのデッドストック状態でした。60〜70年代ぐらいの製品でしょうか。特に古い方に価値があるという訳ではなくて、眠っていた贈答品がフリマで売られるがごとく、安価で手に入れることができました。古いものには、現在では作られていないデザインがあったり、風合いが違ったりしますので、好みに合えばお買い得です。
 葉をモチーフにしたデザイン。外箱には「新木の葉」と書いてあります。北欧のリーフプレートを思わせるような雰囲気もあり、モダンな印象を受けます。中央の底板の木目も美しいですね。
 ブナコのお皿類はテーブルウェアとして作られているため、水気に強いウレタン塗装が施されています。このため、オイルフィニッシュのような質感とはいきませんが、木の風合いは良く残っています。塗装のおかげで、食材の水分や油分を気にすることもなく盛り付けられますし、水洗いもできます。この気軽さもブナコの魅力の1つ。
 木工製品といえば、日本はもちろんのこと、欧米、東南アジアからアフリカあたりまで、悩ましいほど色々な国の製品がありますよね。材木も作り方も多種多様で、焦点が定めにくいのですが、使い勝手の良い木の器をお探しでしたら、ブナコも検討の価値ありかなと思います。
posted by Mami & Tetsu at 14:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>その他

Jun10,2010

#210 Teak Plate

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チーク材の木皿

 スカンジナビアンモダンらしい材の1つがチーク。特にデンマークの印象が強いですね。
 家具やテーブルウェア等に好んで使われており、そのヴィンテージ品は現在でも根強い人気。このブログでもトレイボウルなどを紹介しています。
 こちらはデンマークのPoul Knudsenというメーカーの木皿。陶磁器やガラスの皿を重ねて使う飾り皿(アンダープレート)です。
 チークの素材感と四方に角ばったカタチで、重ねた皿の風合いが変わります。木製なので気軽なものですが、そのまま皿を置くよりも少し高さもでて、ちゃんとした食卓の雰囲気に。
 クイストゴーの皿を買った時に、あわせて購入しました。
 使い回しがきくサイズなのですが、やっぱり買った時から、この組み合わせがお気に入りです。両方ともデンマークの製品なので相性がいいのか、統一感のあるシックな雰囲気。
 ついでに、デンマークづくしということで、ホルムガードのグラスカイ・ボイスンのカトラリーなどと合わせると、なかなかクールな仕上がりに。ほとんど色味がないのに、とてもカッコよくなります。
 ちなみに、この木皿を直接に食器として使うこともできそうな形状ですが、この時代の木製品を食器として使用するのは、実はあまりおすすめできません。
 1つはダメージの問題。食材の油分や水分が浸透して、シミになる可能性があります。また水洗いも割れや変色の原因になることも。2つ目はチークオイル等の保護材。稀に有害な添加物が含まれている場合があります。テーブルウェアの場合はそこまで神経質になることもないのですが、もともと鑑賞目的のボウルなどを食器にするのは避けた方が無難ですよ。
posted by Mami & Tetsu at 20:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>その他

Apr19,2008

#170 蕎麦ざる

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蕎麦ざる

 現在は神戸在住ですが、実はTetsuの出身地は蕎麦が有名で、小学校の給食にも蕎麦が普通に出てくるようなところでした。Tetsuの影響もあってMamiも蕎麦好きで、そんな我が家の必須アイテムが蕎麦ざるです。
 ざる蕎麦というと、せいろに盛られているイメージの方が強いのかな…。お店によっては「せいろ」とわざわざ呼んでいるところもあるようですが、ざる蕎麦を注文するとせいろにのってくる店も多いですよね。
 こちらは昔ながらの竹ざるです。竹ざるにも色々なつくりのモノがあり、地方によって使っている竹の種類や編み方が違うようですね。よくある直線的に編まれた盆ざるを使用している場合もあるようですが、「蕎麦ざる」というと、中央が格子状で、外に向かってに螺旋状にざるを組んだモノが定番かと思います。このカタチが戸隠風と呼ばれていることもあるので、地方によっては別のカタチの蕎麦ざるがあるのかもしれませんが、この辺のことは詳しく知りませんので…。
 これはTetsuの実家で使っていたモノをもらってきたモノ。適度に使い込まれていて、飴色に変化しつつある竹の色目が良いです。ザックリとしたつくりなのですが、それがまた味があって、蕎麦によく合います。
 蕎麦屋さんですと、一人前サイズの小さなモノを使うことが多いと思いますが、我が家は大きな一枚を使っています。二人の時は二人分を、友達と一緒でも全員分を一緒にのせて、みんなで1つのざるを囲んで蕎麦をつっつき合います。家では、こういう使い方の方が手間いらずですし、楽しいですよね。また、我が家では蕎麦だけでなく、鍋の具材をのせるのに使ったりしています。ある程度のサイズがある方が、器としての使い勝手は良いのかなと思います。
 戸隠のざるだと中央のあたりが渦巻きのような紋様を描くように編み込まれており、とても印象的な表情をしています。我が家のは違うなぁと思っていたのですが、よく見ると竹の裏表をかえて紋様を作ってありました。実用品の民具に見つけた、さりげない職人技に、日本の手仕事の美をあらためて実感。街中のお店では安価な中国製のモノばかりを見かけますが、日本の職人さんが作ったざるには趣がありますね。値段はしますが、丈夫で長持ちするので、十分に価値はあると思います。
posted by Mami & Tetsu at 14:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>その他
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