Feb16,2005

#4 琉球ガラス(その1)

ryukyu1.jpeg

琉球ガラスのロックグラス

 #3まではかなり名の通ったデザイナーやメーカーのモノを紹介してきましたが、特にそういったモノをコレクションしている訳ではありません。感性に合うモノをミックスしているので、モノが良ければ国や時代など関係なしです。
 そういう訳で、今回紹介するのは琉球ガラスのロックグラスです。タイトルが「(その1)」となっているのは、これ以外にも良い琉球ガラスがたくさんあり、また紹介していきたいなと思っているからです。どうぞお楽しみに。
 ところどころに小さな気泡を閉じ込めた重量感のある分厚いガラスが絶妙にうねり、無骨さと優しさが共存するデザインのロックグラスです。
 少し大きめなので飲み物にこだわらず、ヨーグルトを入れたりもしていますが、やはり一番は泡盛のロックでしょう。
 独特の質感のガラスは透過する光の雰囲気を変えます。こういう質感が琉球ガラスの良さだと思っています。
 琉球ガラスは沖縄で戦後アメリカ軍の廃ビンをリサイクルして作り始めたのがはじまりといわれています。歴史は比較的浅いですが、現在では多くのメーカーや作家さんがいて、工芸品として確立されています。
 ただし、琉球ガラスという一つのジャンルにくくるにはあまりに多様なモノがあり、製造方法も特にリサイクルに限定されてはいないようです。お土産屋さんなんかには「これも琉球ガラス??」なモノも多くありますので買われる方はご注意を。
 このグラスに限らず我が家にある琉球ガラスの製品は全て沖縄の恩納村にあるグラチッタ[glacitta’]という店で購入しています。
 沖縄へ旅行に行った際にたまたま店の前を通り、センスの良さそうな看板に惹かれてお店に入りました。grafのデザインに似たシンプルな内装の店内には、厳選されたガラスが並んでいます。
 店の奥に窯があり、オリジナル製品を昔ながらのリサイクルガラスで作られているそうです。手吹きにより形作られた独特の質感のガラスはどれも我が家好みのモノばかりです。
 同じデザインのモノでも、ひとつひとつ微妙に表情が違うので、できたら実際にモノを見て好みのモノを選びたいところです。
 店には清天工房の製品も置いており、自分が買ったモノがどちらなのか分からなくなっちゃいました。という訳で、このグラスもどちらの製品か分かりませんのでご了承を。

 我が家は最近沖縄にはまっています。ガラスも焼き物もいいモノがありますし、米軍放出品屋さんの中古家具もなかなかです。まあ、家具は送料の問題がありますが…。
 食べ物もお酒も美味しいです。なによりも海の色が全然違います。写真で見てもきれいですが、実際に見るとすごいです。ぜひ一度行ってみて下さい。


posted by Mami & Tetsu at 12:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>グラス

Feb15,2005

#3 CANADA

canada.jpeg

ペル・リュッケン/パー・ルトキン[Per Lutken]デザインのホルムガード[Holmegaard]製グラス / CANADA

 ペル・リュッケンのデザインというと50年代ぐらいに製造された今にも動きそうに波打った皿や独特の丸みを帯びた花瓶をよく見かけますね。ボトムにサインや年代が刻まれていて、これで値段が変わったりするようです。
 今回紹介するグラスは製造自体は比較的新しいモノですが、デザインは彼の手によるものです。非常にシンプルですが、洗練された完成度の高いデザインは、ガラスのデザインに生涯を捧げた彼ならではと思います。
 このグラスを初めて見たのは東京のイルムスで、たまたまアンティークフェアのようなことをしていた時でした。とても惹かれつつも、欲しいサイズのグラスが残り1つで、その時はまだホルムガードに関する知識もなく、値段との兼ね合いもあって買うのを止めました。
 しかし後になってから買っておけば良かったかなーという思いがつのり、結局ネットで探して購入しました。
 実はこのグラスを買うまでには色々とありまして…。
 初めてeBayのオークションに参加したのですが、あっさり落札できました。相手はとても親切なオーストラリアの方で、商品はスムーズに届き、ウキウキしながら丁寧な梱包を開けたら、グレーのグラスを買ったつもりだったのにクリアーのグラスが出てきちゃいました。
 よくよくオークションのページを確認するとグレーっぽく写ってはいるものの明らかにクリアーのグラスの写真で、特に色についての説明もありませんでした。てっきりグレーだと思い込んでおり、色の確認もしなかったTetsuの初心者丸出しのイージーミスでした。
まあ、これはこれでいいかと無理やり納得し、めげずに今度はサイズ違いのグレーを購入しました。
 皆さんもオークションで買うときは良く確認して分からないとことは質問しましょうね。(ていうか基本か…凹)

Memo:
 ホルムガードは1925年設立のデンマークのガラスメーカーで、デンマーク王室御用達としても知られています。ペル・リュッケンは1942年に同社のアート・ディレクターになっています。有機的なフォルムと評されるデザインは美術的な評価も高く、美術館・博物館に展示されている作品も多数あります。
 Tetsuはペル・リュッケンの代表的な作品の写真と大量のスケッチが掲載されている「GLASS IS LIFE」いう本を購入しました。英語版で大変参考になります。絶版本ですがドイツの古本屋さんがデッドストックで新品同様のモノをネットで売っていますので興味のある方はどうぞ。

追記(2007/12/30)
 CANADAシリーズは2007年よりホルムガード社より再生産されました。50年以上経った今でもスタイリッシュで洗練された名デザインですね。


[参考文献:biotope / 13th floor
posted by Mami & Tetsu at 12:27 | Comment(7) | TrackBack(0) | テーブルウェア>グラス
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。