Mar07,2008

Guilty or Not Guilty ?

偽装?問題

 産地や消費期限の偽装ニュースがいつまで経っても絶えませんが、このブログ関連で気になったニュースを1つ。
 昨年の6月にベトナムで作っていた琉球ガラスを、沖縄県産と思わせるような表示で売っていたとして、公取委から景品表示法違反で排除命令を受けた大手業者さんがいました。買う側が混同するような表示を指摘されるのは当然ですよね。公取委の排除命令自体も珍しいことでもないので、日々のニュースに埋もれて知らなかった人も多いのでは。以降はベトナム製であることを明記することで対応したようで、店頭で「Made in Vietnam」の表示を見かけることも多くなったはずです。
 ところが今年の1月になって、今度は「琉球ガラス」と表示すること自体も、不正競争防止法の原産地不当表示に当たるとして、表示使用差し止めと損害賠償請求を提訴されたようです。

 日本の名産品や手工芸品が、安価な中国や東南アジアなどで製造されるようになったケースは珍しくありません。
 土産物屋さんに並べられた、あからさまな粗悪品には呆れますが、ベトナム製の琉球ガラスは沖縄の職人を現地に派遣し、技術を伝え、現場を管理することにより、ほぼ同じモノが作れる体制にしているらしいです。現地工房も今や10年以上の歴史があり、卓越した技術を持つ現地の職人もいるとか。
 今どきは有名ブランドのバッグ等も中国製だったりしますよね。技術提供と品質管理がしっかりしていれば、良いモノはできます。あとは表示の問題なのですが…。

 沖縄産にこだわる方と特に気にしない方とがいるかと思います。もともと日用品ですので、同じモノが安価であればベトナム製でも構わないというのもありでしょう。お土産であれば、やはり現地産というのが心情でしょうか。沖縄で作られたということに付加価値を感じる方もいて当然です。
 思いは人それぞれですので、その思いに応える売り方をしなくては。適切な表示さえあれば、後は買う側が判断すれば良いことですしね。

 個人的には沖縄産にこだわりたい気持ちはありますが、ベトナム製を否定する訳ではありません。
 手工芸品は大量生産できるものではないので、どうしても人件費分が割高になります。それが日用品であれば、安価な工業製品に押されて姿を消してしまうことも、珍しくありません。手頃な価格のベトナム製のモノが、愛好者の裾野を広げ、琉球ガラスを支えてきた側面もあるのではと思います。
 沖縄製だと欺くことは、沖縄の琉球ガラスの作り手を圧迫することになりますが、ベトナム製と明示した「琉球ガラス」との共存共栄は可能なのではないかとも思えるのですが…。
 ただ、歴史は浅いとはいえ、沖縄県の伝統工芸品に認定されていますので、伝統工芸品がベトナムで作られているというのは、やっぱり不適切なのかなぁ。
 いずれにせよ、既に話は法廷に持ち込まれていますので、法的な解釈はいずれ裁判を通して決着がつくはずです。しばらく時間はかかるのでしょうけどね。


posted by Mami & Tetsu at 19:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブログ>つれづれ
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