Dec30,2007

#163 White Porcelain Plate

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白磁の大皿

 古い白磁の大皿です。モダンデザインではありませんが、最近のお気に入りの1つ。
 京都骨董祭で、あまり見かけたことがない白い器ばかりを置いているブースがあり、そこの店先に山積みにされていたモノ。
 古びた木製の引き出しを什器に使っていたり、店構えも古道具屋のような風情で、フランスのブロカントかなぁという印象。お店のお兄さんに「どこのモノですか?」と聞くと、小さな声で「ヨーロッパです。」と…。いやいや、ヨーロッパなのは一目瞭然でしょう。「どこの国のモノなのですか?」と聞きなおすと、またまた小さな声で「色々な国です。」と……。
 詳しく話を聞くと、西欧・中欧が多いようですが、国にはこだわりなく白い器を集めているとのこと。山積みの皿も同じようなサイズを集めているだけで、よく見るとカタチも質感も微妙に違っています。値段もバラバラで、基本的には古いモノの方が高いようです。
 この大皿は100年以上前のモノとのこと。年数だけで判断するならばアンティークと呼んでも良い時代のモノですが、古道具といった方が妥当かなぁ。
 見るからに使い込んであって、表面にはナイフやフォークの使用痕が無数に。細かい貫入が全体にあり、シミのような着色も。古いモノ好きでなければ、使うのに抵抗があるかもしれないぐらいの状態。
 分厚く、カタチも微妙にゆがんでいて、時代を考えたとしても上等なモノであったとは考えにくい、どこにでもありそうな白い皿です。
 それでも、この風合いがなんとも良いのです。古道具類には、キズや汚れと共に歴史が刻まれ、新しいモノにはない独特のオーラがあるように感じます。デザインがどうこうという観点とは違う、人を魅了する力を持っています。
 世の中には白い皿は数多くありますが、これ一枚で絵になるような白い皿というのは、なかなか出会うことがないものです。特に、こういう味わいのあるモノは、経年劣化に無縁の近代製品ではなりえないので、希少な存在です。
 良いモノを仕入れてきてくれた小声のお兄さんに感謝しなくては。


posted by Mami & Tetsu at 15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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