May10,2005

#43 Sugar Pot

sugarpot1.jpeg sugarpot2.jpeg

イイホシユミコさんの小モノ入れ / シュガーポット

 今回紹介するのは#15のマグカップと同じくイイホシユミコさんの作品です。
 マグと同じ質感で、黒っぽい釉薬のラインがアクセントとなった半光沢の白い磁器でできた小モノ入れ。先日vivo,va bookstoreさんでルーシー・リー[Lucie Rie]の本を立ち読み(いや、ちゃんと後で買いましたよ…)した時に、質感は全然違いますがコントラストの使い方が少し似ているなと思いました。好みです。
 そして特筆すべきはこのフォルム。マグの取っ手のバランス感といい、イイホシさんの造型センスには人並みでない才能を感じます。
 自分でろくろを回してモノを作る作家さんは、自らの手で作品に加える揺らぎのようなものを作品の味とする方が多いと思うのですが、イイホシさんの作品は計算されつくしたように整然とし、端正なイデタチです。それでいながら暖かみのある風合いなのは、きっと作家さんの人となりが作品に現れているからでしょうね。お会いしたことはありませんがイイ人だと思います。
 この小モノ入れのシリーズは一つ一つ大きさが異なります。直径も高さもバラバラでvivo,vaさんはお店泣かせだと言っていました。確かにサイトにはあげにくそうですね。特に用途が決まっていないので、どの大きさのモノを何に使おうか考えながら選ぶことになります。「この細長いヤツはつまようじ入れに良くない?」なんて言っていると、どこからかつまようじがでてくるvivo,vaさん、素敵です。でも入れてみると高さが足りなく、「じゃあこっちは漬け物なんてどう?」という話になったりと、お店でワイワイ相談しながら決めます。結局、我が家では前から探していたシュガーポットにちょうど良いなということで写真のようになりました。
 何に使うかを悩む原因は、大きさがバラバラだということもあるのですが、フタに奥行きがあるためです。下の容器部分と同じぐらいフタも深く作られていて、ある程度こんもりと積めるようなモノを入れないとフタの奥行き部分はデッドスペースになってしまいます。ちょっとおかしいですよね。
 でも、この奥行きのあるフタが全体のデザインを特徴付けています。たとえデッドスペースになったとしても、それは「ムダ」ではなく「アソビ」なんだと思います。機能性ばかりを追った近代的な発想にはない、とても新鮮でワクワクさせてくれる魅力的なデザイン、あえて言うなら「キテレツ」なデザインですね(笑)
 この摩訶不思議なデザインを、そうあるべきだと思わせるほど端正なたたずまいに仕上げる力はさすがです。
 今度、新作がvivo,vaさんに入荷予定だそうです。楽しみです。

■追記(2005/12/7)
 先日、vivo,vaさんで催されたイイホシさんの作品展ではじめて知ったのですが、この小物入れはもともと裁縫セットを入れるためのモノだったらしいです。実際に裁縫セット入りのモノがひとつ置いてあり、なんとフタの裏側にはピンクッションが!デッドスペースなんて書いちゃいましたが、これならとっても機能的ですね。
 といっても色々なカタチや大きさのモノを作っており、裁縫セット入れに用途を限っているわけではないので、このアソビをどう使うかは持ち主しだいです。皆さんはどうされています?


posted by Mami & Tetsu at 12:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
この記事へのコメント
はじめてブログ見せていただきました。
紹介されているもの、どれもすごく素敵です。
実は来月神戸に行くことになりました。(岡山在住です)
イイホシさんの食器は見てみたかったので、vivo.vaさん行ってみます。
私も食器を作っているので、素敵な食器をたくさん見て帰りたいと思っています。もしお時間があれば、お勧めのショップ教えていただけるとうれしいです。
パンも大好きなのでパンめぐりも・・と欲張りな1day tripです。
Posted by 藤原 加寿子 at 2006年07月22日 23:17
こんにちは。
食器を作っているんですか。
スゴイですね。どんな感じのモノなのかな〜。

おすすめショップについてですが、
とりあえずvivo,vaさんへ行くのなら、その周辺は栄町といって、小さな雑貨屋さん等が点在しているので、見て回ると面白いですよ。
栄町で食器を売っているというイメージが強いのはfloor
http://blogs.dion.ne.jp/floor/
民藝系の窯の焼き物や鉄器類があります。

神戸市役所の近くにあるeveryday by collex
http://collex.jp/shop3.html
北欧っぽいモノと日本のいいモノをセレクトしてます。

国際会館を東の方にあるa non design
http://www.equiv.net/shop/data/ss011/
セレクト雑貨&家具で、食器も結構あります。

BEAMS神戸店にはModern livingがあるので、中井窯、出西窯、読谷山焼北窯の焼き物と、北欧系の現行品が見れますよ。

お好みに合うかは分かりませんが、思い当たるのはこれぐらいです。
ちなみにvivo,vaさんにはイイホシさんの作品がたくさんある時と、売れちゃってない時があります。いっぱいあるといいですね。


パン屋さんは、おすすめを4件紹介します。

ブランジェリー・コム・シノア
http://www.comme-chinois.com/
見た目も楽しめて、美味しい。

イグレック・プリュス
http://www.igrekplus.jp/
神戸北野ホテルのオーナーシェフ山口氏のお店。

ビゴの店
http://www.bigot.co.jp/
フランス人ビゴのおじさんが、芦屋ではじめてジワジワ人気が出て、今や全国区。
パンの見た目は地味だが、あなどれない味。

フロインド・リーブ
http://www.mars.dti.ne.jp/~ghb1266/
教会を改装したカフェも有名。
ちょっと歩くには、遠いかな…。

ビゴの店以外は、グルメ記事があるので、ぜひご参照下さい。
ビゴ以外はランチをやっているので、良かったら行ってみてください。
神戸気分を満喫できるのは、やはりフロインド・リーブでしょうか、遠いけど。
コム・シノアはパンがバイキング形式で食べれるランチがあるので、それもいいかと思います。

えー、我ながら長文になってしまいました。
でも、伝えきれなくて、もっとアレコレ書きたくなっちゃいますね。
なにか、まだ質問なんかありましたら、お気軽にどうぞ。
ウェルカム神戸です。

ではでは。
Posted by Mami & Tetsu at 2006年07月23日 11:18
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