Jan19,2007

#137 Ice Backet

icebacket.jpeg

ヤコブ・バング/バン[Jacob E. Bang]デザインのホルムガード[Holmegaard]製アイスバケット/アイスペール

 このブログではお馴染みのホルムガードのガラス器。実は、このアイスバケットは我が家がホルムガードを集めるきっかけとなったアイテムのひとつです。
 CANADAの記事に少し書きましたが、イルムスでアンティークフェアをした時があり、グラスとアイスバケットを買おうか悩みました。結局、欲しいサイズのグラスが残り1つだったため、その時はアイスバケットも買うのを止めておきました。
 その後、グラスピッチャーをポツポツと買い集めてきましたが、アイスバケットは価格と状態のバランスがいいモノが見付かりませんでした。そうしているうちに日本製のアイスペールを買ったりして、あえて必要なアイテムでもなくなっていたのですが、つい最近になって我が家にやってくることに。
 昨年の後半は色々とあってストレスが溜まりまして、そんな時って買物とかしたくなるもんですね…。適当に興味のあるメーカーやデザイナーの名前で検索しながらeBayをウロウロしていたら、いいモノを持っているセラーを発見。ドイツの方なのですが、デンマークの陶磁器を中心に、スウェーデンのモノも加えて、豊富に出品していました。センスのいい品揃えで、値段も手頃。これはいいなぁと思い、まとめ買いしてしました。
 ボリュームのある陶磁器やガラス器は、重たいので送料がかさみますよね。せっかく手頃な値段で買っても送料を含めたら日本で買った方が安かったなんてこともありがちです。複数の商品を買うと発送をまとめてくれる方も多く、国や発送方法にもよりますが、1つ当たりの送料の単価を抑えることができます。さらに今回はヤフオクに流して利ざやがとれそうなモノを加えて、送料自体をチャラにしようと画策。ストレス発散にしては、やり方がセコイですが、限られた資金の中でモノ集めしていますのでね…。
 実は、このアイスバケットは、売れ線かつ利ざやも大きい転売筆頭候補だったのですが、いざ実物を見ると手放せないですね…。
 分厚いスモークのガラスが見せるウネリと、籐で編まれたハンドルとの組み合わせが、抜群にいいですね。イルムスで惹きつけられた時の感覚が戻ってくるかのようで、やっぱりカッコいいなぁと思わざるを得ません。
 氷の受け皿やお揃いのトングも付いていて、コンディションも良好です。お手頃値段の割には予想以上に良い状態で、余計に手放すのが惜しくなります。こうなるのではと自分でも思っていたのですが、予想通りの展開で我が家のモノに。
 イルムスで見てから何年か経ちましたが、何かの縁があって、また巡りあえました。モノとの出会いは一期一会で、その出会いを大切にするべきだということは、1つの真理だと思います。でも、本当に欲しいと願うモノは、再び巡り合い、必ず自分の手中に納まる不思議な縁があると、コレクターの間で言われることがあります。モノに対する情熱があれば、モノが自分を引き寄せてくれると。これは、欲しいモノを買うのに身を滅ぼすような無茶をするなという格言のようにも思いますが、実体験があるという方も少なくありませんね。このアイスバケットに関して言えば流通量が豊富なので、大した偶然でもありませんが、ふと、この話を思い出しました。

Memo:
 ホルムガードについては#3 CANADAで詳しく書いていますので、そちらを参照して下さい。

追記(2010/04/02)
 デザイナー名をペル・リュッケン/パー・ルトキン[Per Lutken]からヤコブ・バン(グ)[Jacob E. Bang]に訂正しました。
 北欧・東欧ビンテージ等を取り扱っているfukuyaさんのブログの「正しい答えを巡る」という記事の中で、このアイスペールについての記載がありました。
 概要は、ヤコブ・バング説とペル・リュッケン説があるが、正確には1937年にヤコブ・バングによりデザインされたものとのこと。それが正しいと判断しましたので、長らくリュッケンのデザインと記載していましたが改めさせていただきます。
 このアイスペールは、リュッケン作とのことで売られていることも多く、購入したディーラーさんもそう説明していたため、すっかり信じていました。
 fukuyaさんが書かれているように、ビンテージ品にはこういった伝承違いがよくあります。気を付けているのですが、今回は見事にハマってしまいました。
 すでに本文を訂正しちゃいましたが、前は「いかにもリュッケン×ホルムガードといった雰囲気」なんて説明までしており、お恥ずかしい限りです…。

 もともと、リュッケンというには疑問に思うところが2点ありました。1つはGlass is Lifeの後半のスケッチ集に、このアイスペールが見当たらないということ。もう1つは、籐製ハンドルの取り付け部分がリュッケンらしからぬデザインだということ。
 スケッチ集は全作品を網羅している訳ではないときいていましたし、デザインもボール部分はリュッケンらしく感じたため、そんなものかなぁと流していましたが、ヤコブ・バングのデザインだとすれば合点がいきます。
 個人的にヤコブ・バングの資料の持ち合わせがなく、TASCHEN社のScandinavian Designに載っている程度しかないのですが、同書に掲載されているヤコブ・バングの乳白色のグラスウェアには籐巻きを施したピッチャー等があります。
 また、Luca Scandinaviaさんがヤコブ・バングのガラス器を仕入れていたことがあったはずと、昔のブログ記事を見てみると、波打った形状のボールがありました。商品の説明には「強く波を打ったような表面の加工作品は1928年頃を中心に作られていたようです」とあります。アイスペールの形状と酷似していると訳ではないのですが、同系統のデザインのように感じられます。
 総合的に判断すると、ヤコブ・バングだと考えた方が自然かなと。デザイナーが明示された販売当時の書籍等があると嬉しいのですが、どなたかお持ちじゃありませんか?


posted by Mami & Tetsu at 01:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | テーブルウェア>グラス
この記事へのコメント
ストレス溜まる→買い物したい
わかるよ〜。うん、よくわかる。ってそんなことが言いたかったわけじゃなくて。
過去のお話から読み直したら、これはやっぱりMami&Tetsuちゃん家に来るべきして来たのだよと思いました。器としても大切にしてもらえる家にやってこられて本望でしょう。お仲間がいっぱいいるMami&Tetsu家だし。^^
ドイツにそんなセンスのいい人がいるなら私もeBay参加してみたくなるよ〜。(SHIBAちゃんが許しませんけど。笑)

↓いつかMami&Tetsuちゃんと韓国料理食べたいです。チヂミのこと考えたらお腹すいてきた〜( ̄〜; ̄)ジュルルル
Posted by TOMJERY at 2007年01月21日 02:00
いやぁ、買物したくなっちゃうんだよねぇ。
まぁ今回はしょうがないかなって…。

ちなみに、そのドイツのセラーさんは渋めのモノを多く持っているので、最近のTetsuのブームに合ったみたい。

そんなこと言われたらチヂミが食べたくなってきたー(笑)
ホント、一緒に遊びたいね♪
Posted by Mami & Tetsu at 2007年01月22日 21:43
はじめまして。
ホルムガードいいですね〜。
状態のいいICEバスケットでうらやましいです。私は安物買いで、トングも水切りもない物を
買ってしまいました。しかし、グレーのストライプを眺めているだけで幸せになってしまいます。
これからもホルムガードの収集にいそしむ?覚悟です(笑 カナダの小グラスも昨日購入してしまいました。ああ、お財布が痛い。。
Posted by 耳子 at 2007年02月05日 18:42
耳子さん、こんにちは!
我が家もホルムガード大好きですー♪
トングや水切りがなくても、全然いいじゃないですか。
何よりガラスの美しさに価値があると思いますよ。

カナダは、意外に見かけることが少なくて、あまり人気がないのかなぁなんて思ったりもするのですが、我が家的には一押しです!
カナダ仲間が増えて、嬉しいですー。

まだ紹介していないホルムガードのグラスもあるので、また覗いてね。
Posted by Mami & Tetsu at 2007年02月06日 20:49
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