May14,2012

#242 茂生窯(その4)

shigeogama_gyomon.JPG

茂生窯の蓋物

 全体を刷毛目で仕上げ、線彫りで魚紋を施した茂生窯の蓋物。
 直径9cm程度の小ぶりなサイズ。ご飯のお供のような少量の佃煮などを入れておくのに重宝しています。
 魚の線彫りは、やちむん(沖縄の陶器)の定番の1つ。中でも最も有名なのは、金城次郎さんの魚ですよね。現在でも、読谷壷屋焼の窯をはじめ、多くの沖縄の窯が魚の紋様を手掛けています。
 作り手により魚もそれぞれですが、こちらはなかなか個性的。勢いのある線で活き活きと彫られた魚は、どこかユーモラスな表情。
 刷毛目の線や蓋に乗せられた釉薬の色使いなども素晴らしく、しっかりと落ち着いた風合いは、さすが茂生窯。
 やちむんには様々な技法がありますが、上江洲茂生さんは、それらを巧みに操る沖縄でも屈指の陶工の1人だと思います。

■関連記事
#213 茂生窯(その1) 茂生窯の片口椀
#230 茂生窯(その2) 茂生窯の厨子香炉
#236 茂生窯(その3) 茂生窯の蓋物


posted by Mami & Tetsu at 20:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
この記事へのコメント
うわっー、グッと来るな〜!惚れ惚れします。

ますます沖縄に行ってみたくなりました。

米国でもミッド・センチェリー・モダンの器等では結構魚モチーフが用いられていて、私の好きなデザインの一つです。北欧物にもありますよね。
でも、この勢いのある力強い魚に勝るような逞しいデザインは見かけません。

素敵な物を見せてくださり、有難うございます。

Posted by NYMOM at 2012年06月02日 01:07
NYMOMさん、お久しぶりです♪
お返事遅くなり申し訳ありませんでした。

沖縄は本当に魅力的な場所ですよ。
焼き物などの工芸品はもちろん、海もきれいですし、食べ物も美味しいです。
何度となく訪れていますが、また、すぐに行きたくなります。

ぜひ一度行ってみてください。
きっとNYMOMさんなら、楽しい旅になるはずです!
Posted by Mami & Tetsu at 2012年06月06日 22:31
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