Oct26,2006

#129 Heirloom

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ジョン・クラッピソン[John Clappison]デザインのホーンジー[Hornsea]製シュガーポット / Heirloom

 ロンドンのマーケットで買った、ホーンジーのシュガーポット。
 ヘアルーム[Heirloom]というホーンジーの定番デザイン。ちなみに正確な発音は「エアルーム」だと思うのですが、日本では「ヘアルーム」の表記が定着しているようですね。
 茶色地に黒いエンボス加工で付けられたパターン。Heirloom=先祖伝来の家財・家宝の名のとおり、伝統的な装飾をイメージさせながら、シンプルでモダンなデザインに仕上げています。焼印を押したような落ち着いた風合いの釉薬で、とても雰囲気がいいです。
 ジョン・クラッピソンによる1966年のデザイン。定番品として1967年から1987年までの20年間製造されたモノのため、比較的安価で流通量も豊富です。コレクターズ・アイテムではありますが、ヴィンテージと呼ぶにも若すぎるため、我が家が行ったアンティーク・マーケットでは、あまり見かけませんでしたね。
 BBCのサイトにアンティークのページがあるのですが、「ホーンジー製品はアンティーク・ストールで取引され始めているが、まだチャリティーショップでも見つけることができる。」と書かれています。また、「50年代のテーブルウェアを探すなら、マーケット、カー・ブート・セール、ジャンブル・セールやチャリティーショップへ。とりあえずは、実家のロフトや倉庫を探してみることから始めては。」なんて親切な助言まで。家庭の不用品やジャンクが多く集まるカー・ブートやチャリティーフェア等を、小マメに回った方が掘り出しモノがありそうですね。ただ手間暇がかかるので、旅行ついでにという訳にはいかないか…。
 マーケットで探すなら、普通はモダン・アンティークを扱っているストールになると思いますが、これは全然関係ない軍服とかを売っているオッちゃんの店で見つけました。値段はそこそこ安いぐらいで、一応定番的に「Best Price?」なんて言ってみるものの、「俺の店はもともと全部安いんだよ…」みたいな感じで聞く耳無し。売る気があるんだかないんだか…。
 これまたシュガーポットなんていう、我が家に必要なさそうなアイテムなのですが…、最近、この辺の英国モダン陶磁器に興味津々でして。せっかくロンドンに来たんだし、日本じゃ絶対に買えない値段だし、なんて毎度のことながら無理やりな理由をつけて買っちゃいました。
 でも、これホントにイイのですよね。最近、気になっていたから、とりあえず買ってみようかというところもあったのですが、ちょっとハマっちゃいそうです。
 余談ですが、前述したBBCのサイトは、なかなか内容が充実しています。手入れの仕方、コレクターへのアドバイス、オークションの参加の仕方、プライスリスト、オークションやフェアの検索、アンティークセンターの一覧などなど。さすが英国はアンティークの国だなと、つくづく感じますね。

Memo:
 ホーンジーは英国の製陶会社。1949年にデスモンド・ローソン[Desmond Rawson]とコリン・ローソン[Colin Rawson]の兄弟が、イーストヨークシャーで始めた小さな工場が始まり。1950年代初頭からのジョン・クラッピソン[John Clappison]によるデザインが同社を代表する製品となり、1960年代にかけて爆発的な急成長を遂げ、英国を代表する製陶会社になります。しかし、同社は2000年4月に破産管財人の手に渡り、清算処理されました。1960年代後半から作られたテーブルウェアやマグを中心に、1980年代位までの比較的近年の製品がコレクターズ・アイテムとして定着しています。


posted by Mami & Tetsu at 19:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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