Mar01,2005

#11 Valencia

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ウラ・プロコッペ[Ulla Procope]デザインのアラビア[Arabia]製プレート / Valencia

 今回はアラビアのお皿を紹介します。最近の傾向からか北欧モノを紹介することが多くなっていますね。でも実は北欧とは縁のなさそうな和骨董屋さんからのいただきモノです。
 バレンシアというシリーズの大皿で、スペインの陶器をイメージさせる大胆なハンドペイントですが、柄はやっぱりフィンランドのテキスタイルなどにありそうなパターンでしょうか。
 でも、なぜかこのお皿は無国籍に感じられます。おそらく白地にコバルトブルー1色で描かれているせいかなと思うのですが、どことなく藍色を基調とした東洋の陶磁器に似た雰囲気があります。
 このため盛る料理を選ばないのがこのお皿のいいところです。和食でも中華でも何にでも合いますので日常的に使っていますが、一番はトマトソースのパスタかなと思っています。白地が見えなくなるほど全面に描かれたブルーの柄が落ち着いた色目のため、明るい色の料理がとても映えます。
 とりあえず白い皿という暮らしに飽きた方にお勧めの一枚です。

Memo:
 アラビアは1873年創業のフィンランドを代表する陶器メーカーです。カイ・フランクをはじめとする有名デザイナーを数多く抱え、デザイン性に優れながらも使い勝手のよい実用的な製品を数多く作っており、世界的にも評価が高いメーカーです。なお、2002年以降はイッタラ社と統合しイッタラグループのブランドとなっています。
 ウラ・プロコッペは1948年から1968年までアラビアの専属デザイナーとして活躍し、今回紹介したバレンシア以外にも耐熱キッチンウェアの名作「Liekki」のデザイナーとしても有名です。バレンシアは1961年のデザインで2002年の製造終了まで一貫してハンドペイントで作られていました。なお1979年までとそれ以降では陶器の素材が違います。Arabia Museumのサイトによれば1979年までがeathenware(陶器)で以降はwhite stone body(いわゆるストーンウェア、陶器と磁器の中間のようなモノ)とのことです。
 アラビアはサイトが充実していますので非常に参考になります。年代ごとのマーク(窯印)の一覧まであるのには驚きました。これがあればビンテージのモノの製造年が大体分かりそうですね。
 ちなみにバレンシアはマークもハンドペイントのため一覧からの判別不能です。「Arabia」の文字とデザイナーとペインターのイニシャルが手書きされているのですが、イニシャルは達筆すぎて何のアルファベットなのかさえ分かりません(笑)
 アラビアのファクトリーショップにはこのマークが全体にプリントされているマグが売られているそうです。かおりんさんのbrog「私的北欧案内」で紹介されています。先日vivo,vaさんへ行ったときにこのマグのことを話したら、前に買い付けに行ったときにお土産に買ったのでお店のスタッフはみんな持っているよって言っていました。うらやましー。

 Arabiaのサイト http://www.arabia.fi/
 Arabia Museumのサイト  http://www.arabiamuseum.fi/

[参考文献:biotope / Arabia Museum


posted by Mami & Tetsu at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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