Jun17,2006

#112 印判の中皿

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印判の中皿

 久しぶりに印判を紹介。これまでは小皿ばかりでしたが、今回は中皿です。直径22.5cm程度、7寸皿と呼ばれるサイズですね。
 同じような柄ですが、2種類のパターンがあります。手前と奥が同じ柄で、真ん中のお皿は中心の柄が違います。
 磁器に藍の絵付け、和モノにありがちな雰囲気ですが、目を引くのは白く抜かれた八角の星型。いわゆる八芒星(オキサグラム)と呼ばれるカタチに近いですね。八芒星には宗教的な意味や古代神話ではどうだという話もチラホラはあるようですが、五芒星や六芒星ほど意味深でもなく、時代的なことを考えても、単純に幾何学的な紋様として良いデザインだからというだけかなぁ。和骨董の柄には意味がある場合もあるのですが、あまり、こういう話は詳しくないです…。
 ともあれ、この和モノ的モチーフと幾何学なパターンの組み合わせに惹かれました。白抜きの八角と円をアクセントにし、シンメトリーに配された草花等のパターン。和骨董の粋と艶に、どことなく感じるモダンなテイスト。ディティールは和なのに、一見、異国っぽい雰囲気もありますね。
 藍色で絵付けされた磁器は、食材が映えるとか、合わせやすいなどと言われます。やはり和食とは相性が良く、とても使い勝手が良いですね。この藍色は不思議と夏には涼やかに、冬には温かみがあるように感じます。まるで盛り付ける料理によって姿をかえるようにして。こういう印象は、器自体の風合いがどうだという問題だけではなく、きっと自分がこれまでに育ってきた環境の中で、夏の冷奴に使っていた小皿がこんな色合いだったとか、冬のアツアツの大根の煮物が入れられていた椀が藍色だったみたいな、そんな何気ない生活のワンシーンが、心のどこかにイメージとして残っているからではと思ったりします。
 こういう藍色一色で絵付けされた磁器の器って、どんな家にでもひとつはあったのではないでしょうか。それは、こんな印判でなくて、陶器市で買ってきたモノや、もしくは粗品でもらったモノかもしれませんね。それらに所帯じみた感覚があって、避けている人もいるかもしれません。でも、我が家はこの手モノも大好きで、この魅力をぜひ知っていただきたいと思っています。食卓で活躍することは間違いなしですよ。
 以前にも書いたとおり、印判は安くて雰囲気がよく、お手軽に日常使いができますよ。気になった方は、近所で開催されている骨董市等へどうぞ。この魅力にハマれば、そこは宝の山ですよ(笑)

Memo:
 印判については#50 印判の小皿(その1)で詳しく書いていますのでそちらを参照して下さい。

■関連記事
#50 印判の小皿(その1)
#54 印判の小皿(その2)
#62 印判の小皿(その3)


posted by Mami & Tetsu at 09:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
この記事へのコメント
Mami&Tetsuちゃん、こんにちは!
この星型の八角は目を惹く柄だねぇ。
柄のせいか、和皿が洋皿っぽく見えたりするね。
うん、モダンな感じ♪(和食も、洋食もあいそうだね。)
藍色で絵付けされた磁器って、確かに自分の育ってきた環境の中で
当たり前のように使われていた気がするよ。
そのせいかな、私もこういう色は好きだし、なんか落ち着くな。
うちの実家の倉庫にいっぱいありそうなので(お宝はないけどね)、
帰国したら掘り出しに行こうかな(笑)
Posted by TOMJERY at 2006年06月18日 02:22
TOMJERYちゃん、どーも!
この手の磁器は日本の食卓で本当に活躍するよ。
あ、今はドイツの食卓か…。

我が家でもMamiの実家にあった大鉢をもらってきて使っているから、TOMJERYちゃんの実家にもお宝が眠ってるかもしれないよ。
一度、発掘してみると楽しいかもねー。
Posted by Mami & Tetsu at 2006年06月18日 13:11
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