Mar13,2011

~34 見た、訊いた、買った古美術

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見た、訊いた、買った古美術

 奈良美智、村上隆を世に出した仕掛け人として知られる現代美術のギャラリスト小山登美夫さんの著書。各ジャンルの専門のギャラリーや骨董店等を訪れ、あれこれと訊きながら身銭を切って買い物をするという、芸術新潮に連載していたコーナーを再編したもの。
 便宜上「古美術」という表現なっているものの、小村雪岱や黒田辰秋など比較的最近のものから、古くは紀元前の中国の陶器まで、とても幅広いジャンルを取り上げています。
 内容は、ほぼ全てがインタビュー形式の文章です。ウェブ上の書評の中には「メリハリが少なくてだれる」といった意見もあるようですが、全く気になりませんでした。むしろフランクな口調が分かりやすいなと感じたぐらい。
 ただし、もともと馴染みのあるルーシー・リーとベルント・フリーベリに関しては、ほぼ知っていることばかり。全般的に初心者向けなのだと思います。
 その分、全く知らない分野でも興味深く読み進められます。値段や贋物のことなど、ちょっと聞きにくいことまで突っ込んでいるのもいいですね。
 個人的には、紅型やアフリカ美術あたりが結構ツボにハマリました。
 ひととおり読み終えた後に思うのは、良いものを手に入れるためには、「きちんとした業者さんと話をして決める」「自分のセンスや直感を磨く」この2つが重要だということ。また、色々とコレクションするには、それなりの資力が必要ですが、1品だけを狙うのならば手の届きそうなものも案外に多いものだなと。
 なお、巻頭に戦利品のカラー写真がありますが、それ以外の写真はモノクロが少量だけですので、買おうとされる方はご注意を。


posted by Mami & Tetsu at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑貨類>本
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