May27,2006

#109 Nakai Kiln

nakaigama.jpeg

中井窯の染分三色五寸皿

 3色の釉薬使いが印象的な皿。とても個性的な色味の緑、黒、白の釉薬で染め分けられており、パッと見た感じでは日本の陶器ではないのではと感じてしまうほど。このコントラストが中井窯の器の一番の魅力ですね。
 柳宗理とのコラボ作品やBEAMS fennicaでの取り扱い等があるため、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。一度見れば忘れられないほど鮮烈な色使いの陶器ですね。
 民藝というと、素朴で温かみのあるイメージがありますが、反面、少し野暮ったい印象のモノも多いように思います。でも、中井窯の器はとても洗練されたデザイン。釉薬の色使いやコントラストがモダンな雰囲気であることも大きな要因だと思いますが、フォルムデザインも秀逸です。シンプルで無駄がなく、曲線と直線の組み合わせにより作り出されるシャープなカタチ。釉薬との相性やバランスも良く、とても上品な雰囲気です。
 写真を見た感じでは、合わせにくそうな色使いの器だと感じる方もいるかもしれませんね。個性的で見慣れない色使いなのは確かですが、実物は釉薬の質感と発色に趣があり、とても落ち着いた雰囲気です。思っている以上に食卓で活躍しますよ。
 この雰囲気は言葉で説明するよりは実物を見た方が分かりやすいでしょうね。神戸でしたらBEAMS fennicaに取扱いがあります。我が家のモノもBEAMSで購入しました。2階のレディースフロアの一番奥にあるので、男性陣は足を踏み入れたことがないという人もいるかもしれませんね。実はfennicaにはメンズの服も少量置いてありますので、ひるまずに突き進みましょう。また、栄町にあるfloorさんというオリジナル家具や民藝系のテーブルウェア等を取り扱っているお店でも見たことがあります。とてもセンスの良いお店ですので、興味のある方はどうぞ。ただし、ブログを見る限りでは最近は出西窯の器の方が入荷は多そうですが。

Memo:
 中井窯は昭和20年に牛ノ戸窯の脇窯として初代 坂本俊郎が登り窯を築いたのがはじまり。昭和23年には坂本實男が作陶をはじめ、鳥取民藝運動の父・故吉田璋也氏の指導によって、新作民芸に取り組み、現在は、二代目 坂本實男・三代目 章が登り窯、灯油窯の焼成により、日々暮らしに役立つ健全な器づくりに励んでいます。緑、黒、白などの釉薬を組み合わせ、それによって生じる色変わりの美しさを、様々な食器、花器等に活かしています。牛ノ戸焼より受け継ぐ緑釉と黒釉を掛分けた染分けの意匠は、その釉薬の発色のよさと対比が見事で、鳥取のみならず、日本の民窯における代表作のひとつに数えられるようになりました。また、柳宗理とのコラボレーション作品の発表等でも注目を集めています。
 以上は因州 中井窯の公式サイトからの抜粋になります。詳しく知りたい方はサイトの方をご参照ください。

[参考文献:因州 中井窯


posted by Mami & Tetsu at 17:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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