読谷山焼の中皿
読谷山焼の中皿です。いつもどおり、やちむんの里にある共同販売所で買ったモノ。
共同販売所は、その名のとおり各窯の製品を共同で販売している場所。大半は定番的なカタチ・柄の皿や椀で、値段も手頃なモノが揃っています。この他に一点モノの作品が少しだけあり、その中の一枚。里内のどこかの工房の作品のはずですが、どこのものかは不明です。
やちむんの里では工房で直接展示販売をしているところも多くあり、一点モノはそういった場所の方が多いのだと思います。凝ったモノが欲しいという方は、時間をかけて里内を巡るのもいいと思います。ただし、敷地が広大なので、結構な時間がかかり、また夏は暑くて歩くだけで汗だくです。日常に使う器を探すのならば共同販売所にあるモノを見るだけでも、十分に満足できると思いますよ。
皿の全面に描かれた大きな丸の柄。大胆に並べられた丸は、皿に収まりきらず、縁で不規則に切り取られています。テキスタイルのパターンのような柄で、いわゆる読谷山焼では見かけない模様ですが、読谷山焼に特有の温かみのある陶肌と青の発色がとてもよく似合っています。どこかの作家さんが考えたデザインなのでしょうね。
かの濱田庄司は壺屋焼のおおらかで力強い絵付けに大いに感銘を受けたらしいですが、壺屋に限らず沖縄の焼き物の全般に同じことが感じ取れます。新たな試みをする現代の作家にも、確実に受け継がれている、沖縄の器の優しさと強さ。
産地による陶器の質感の違いは、土や釉、窯の構造や薪の材など、化学的な要因の差異によるものが大きいです。でも、カタチや絵柄、なにより器全体の雰囲気は、その土地の風土や作り手の人柄が表れるのだと思います。沖縄の器がまとう、あの独特の雰囲気は、おおらかで優しく、そしてたくましくもある、島人の人柄ならではなんでしょうね。
Memo:
読谷山焼については#39 読谷山焼(その1)で詳しく書いていますのでそちらを参照して下さい。
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#39 読谷山焼(その1) 読谷山焼の中皿
#51 読谷山焼(その2) 読谷山焼のお椀(中・大)
#113 読谷山焼(その4) 読谷山焼の鉢
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