Apr24,2010

#207 Cordial Plate

cordial.jpg

イェンス・クィストゴー / ジェンス・クィストガード[Jens H Quistgaard]デザインのクロニーデン[Kronjyden]製プレート / Cordial

 コーディアル[Cordial]というシリーズ名のお皿。バターケースを紹介したレリーフ[Relief]と同じく、クロニーデン×クイストゴーの1つです。
 一見するとシックな印象ですが、良く見るとハートが連続するようなパターンになっています。釉の発色が良く、工業製品ながら風情があって、工芸の国デンマークらしいデザイン。北欧ヴィンテージの絵付けがうるさく感じる方でも、こういう感じなら受け入れられるのではないでしょうか。
 こちらはハミングジョー[humming joe]さんから購入。この時に併せて買ったチーク材の木皿との組み合わせもお気に入り。落ち着いたダニッシュモダンに仕上がります。
 意外なことにコーディアルシリーズは、ピンクやターコイズといった比較的明るめのカラー展開もしていたようです。流通量が少なく、画像でしか見たことがないのですが、実物は案外良いのでしょうか…。
 また、以前はデザイナーが断定できないと書きましたが、最近はクイストゴーで決着がついた雰囲気。会社の変遷や窯印に詳しいデンマークのディーラーさんもクイストゴーだと説明していますし、昨年のエルデコでデンマークデザインの特集があった際にもレリーフシリーズがクイストゴーデザインとして登場しています。
 デザイナーの判別は難しいことが時折あって、つい先日もホルムガードのアイスペールの記事を訂正したところ。ほんの50〜60年前のことでも不正確に伝わってしまうことがあります。決定打となる資料があると嬉しいのですが、なかなか思うようにはいきませんね。
 クイストゴーは、その人気と流通量のわりには情報が少ないデザイナーでしたが、2009年にABC FILMによりドキュメンタリー「THE DESIGNER JENS QUISTGAARD」が作成されました。副題は「A SAUCEPAN FOR MY WIFE」。家のモノは何でも自分で作ってしまう人だったらしいのですが、ソースパンのデザインも奥さんのためだったとは。日本語字幕版を出してくれるならDVDを買ってしまいそうです。
 サイトで見る限りでは、取り上げられているのは基本的にダンスク[Dansk]製品のようです。これを機に、もっと書籍などが発売されることを期待しています。個人的には、パルシュス[Palshus]や自身の工房での陶器類のまとまった資料が欲しいですね。ダニッシュ・ペッパー[Danish Pepper]のように、どこかのコレクターさんが書籍化してくれると最高なのですが、期待は薄いかな…。

Memo:
 イェンス・クィストゴーについては#48 Teak Serving Trayで詳しく書いていますので、そちらを参照してください。


posted by Mami & Tetsu at 11:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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