Jan25,2010

#202 Bull

KE.jpg

ケン・エドワーズ[Ken Edwards]デザインの雄牛

 なるべくなら動物モノには手を出さないようにと思いつつも、久しぶりにやってしまいました。全長35cmもある陶器製の雄牛です。
 メキシコにトナラ[Tonala]という陶芸が盛んな地方があり、日本ではトナラ焼きと呼ばれています。大量生産のお土産品からミュージアムクラスまで、様々な陶芸品が作られています。
 こちらは、1960年代にトナラに移り住み、同地の陶芸に大きな影響を与えた米国人陶芸家ケン・エドワーズ[Ken Edwards]が手掛けたモノ。お腹のあたりにケン・エドワーズを示す「KE」のサインと、これを作成した工房アーティストの蝶のマークが書かれています。
 今でも、色柄違いの同型の雄牛が、トラケパケ[Tlaquepaque]にあるエル・パロマール[El Palomar]という工房で作られています。ケン・エドワーズが技術指導をした工房で、トナラのケン・エドワーズ工房とは、製造型のやりとりもあったとか。これもエル・パロマール製かなと思いますが、工房名が書かれていないため詳細が分かりません。
 食器や花瓶と同じように、動物の置物にも柄を入れるのがトナラ流なのか、草木や鳥の絵付けを施されたフクロウやネコなどを多く見かけます。
 この雄牛も、背中は幾何学的ですが、体の側面には草花と蝶が描かれ、額にも花が。独特の目つきと相まって醸し出される民族的な雰囲気がとても魅力的。
 アレキサンダー・ジラルド[Alexander Girard]がメキシコのフォークアートに魅せられて、自身のデザインにも強い影響を受けたことは有名ですね。ジラルドに限らず、モダンインテリアに各地のフォークアートを取り入れるケースは珍しくありません。
 こちらもeBayでミッドセンチュリーモダンを中心に取り扱っている方から購入しました。メキシコの陶器ながら、モダンインテリアに似合うだろうというセレクト。趣味の良い、お気に入りのセラーさんです。
 ケン・エドワーズ作品はコレクターからの評価が高まっていますが、いまだメキシコ価格でお手頃なのも嬉しいところ。
 ただし、近年は釉薬類の品質が向上したのか、発色の良いツルツル・ピカピカのモノが多いようです。オークションなどで流通している古めの製品の方が、色味が落ち着いていて好みです。
 そんなことを考えながら色々と見ていると、気になるフクロウなどを発見してしまったりして…、危険です。


posted by Mami & Tetsu at 18:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ
この記事へのコメント
はじめまして。
あまりに素敵なコレクションの数々と豊富な知識で圧倒されてしまいました。
コメント残すのも畏れ多いなと思いつつも、ほとんど知識のない私としては今後のインテリアの参考にさせて頂けたらな〜と思っております。
玄関に置くスツールをずっと欲しくて探していたのですが、バタフライスツールかシューメーカースツール(安直ですが^^;)かなあと思っていたのですが、バタフライは接地面が少ないから床に傷が行きやすいとのこと、そこまで考えたことなかったのでなるほど!ととても参考になりました。
Posted by saison_fevrier at 2010年01月26日 17:37
saison_fevrierさん、はじめまして。
つれづれと書いているオタク知識なので、誰かの役に立ったら幸いです♪

バタフライスツールは、うちのフローリングとは相性がいまいちでしたね。
でも、デザインや作りはとても良くて、床が固めなら、やっぱりおすすめですよ。

シューメーカースツールもいいですよね!
うちも玄関用のスツールを探した時の候補でした。

コメント大歓迎ですので、気軽にどうぞ。
Posted by Mami & Tetsu at 2010年01月26日 21:37
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