Oct10,2009

#199 丹波立杭焼(その3)

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俊彦窯の鎬皿

 今回紹介するのは、俊彦窯の清水俊彦さんのお皿。
 丹波立杭焼の窯元の一つ。今年の夏には窯元を訪れましたが、こちらは以前に陶の里にある共同販売所で購入したもの。
 いわゆる立杭焼のイメージというと、黒っぽい土の焼き締めに薪の自然釉が被った素朴な作りですが、俊彦窯の陶器は雰囲気が異なります。
 清水俊彦さんは、河井寛次郎の弟子にあたる生田和孝氏に師事しており、落ち着いた白の糠釉、面取りや鎬(しのぎ)といった手法が特徴的。数々の受賞歴がある名工ですが、民藝の考え方に習い、大衆の生活の用に即した陶器を作りつづけています。
 天目釉のような茶色味を帯びた黒い釉は、薄い部分が柿色になり、皿の縁や鎬の文様を浮かび上がらせます。落ち着いた光沢で、深みのある発色。中央の白とのコントラストも絶妙です。
 厚みのあるしっかりとした作りには、力強さと安定感が。実用性のある丈夫で健康的な器ですね。
 あたらしい教科書〈11〉民芸の冒頭に、民藝運動は「とてもモダニズム的であった」とありますが、その価値観は現代においても輝きを失っていないと感じます。
 最近、民藝系の器の紹介が多いのは、単純にそれが自分に心地よいモノだから、カッコいいと感じるから。もともと食器好きなので、自然と増えていますね。
 この他にも俊彦窯の器を数点持っています。神戸からのアクセスが良い窯元なので、もう少し買い足していく気もします。また、ボチボチと紹介していきますね。


posted by Mami & Tetsu at 12:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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