Feb14,2009

#188 益子焼(その3)

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益子焼の小椀

 益子の大誠窯さんで購入した小ぶりなお椀。
 前回訪れた時には、息子さんに応対をしていただきました。篠山からの修行帰りのため関西弁にも慣れていて、年齢が若いこともあり、気軽に話ができ、ムッチャンと4人で盛り上がりました。親切で気さくな好青年といった感じで、色々なことを教えてくれました。「息子さん」なんて言うとムズガユイ感じがするので、以後は彼のことをセイチャンと呼ぶことにしちゃいます。
 この小椀はMamiが鍋の時に使うお椀を探しているということで選んだモノ。
 大誠窯さんは同じモノでも結構な量を積んで売っているので、微妙に異なるカタチや発色等を比較しながら選ぶことができます。さらにセイチャンが奥からストックを出してきてくれたので、なかなか選びがいがある状態に。
 床にいっぱい並べて、まずは消去法。好みでないモノやカタチや大きさが違い過ぎるモノを省きます。その後、色目や釉薬の変化具合等の異なる点を、お互いに確認しあいながら、微妙にグループ分けをしてみたり、元に戻してみたり。いつも、こんな風にしながらお気に入りを探していくのですが、今回はセイチャンもいることなので、実際にモノ作りをしている人の好みはどんな感じなのか聞いてみました。
 素人では分からないような難解な景色のモノを選ぶのかと思いきや、やり過ぎでない適度に釉薬が変化したモノが好きだとのこと。器として使いやすく、飽きもこなくて良いからと。これぐらいの感じかなぁと選んだモノを見て、思わず納得。心に響きました。
 使うための器に大事なことを、ちゃんと分かっている作り手って、とても素晴らしいです。変な小細工や腕自慢に走らない、本当の職人魂を持っているに違いないと感じました。セイチャンやるね!
 そんな訳で、ほどほどに変化した釉薬具合のモノの中から好みのモノを選びました。一見すると地味なモノばかりとも思われそうですが、これが本当に使い勝手が良く、使うほどに味わい深く感じてきます。
 窯元の販売所や陶器市など、大量に商品が並んでいると、どうしても釉薬具合や絵付けが豪快だったり華やかだったりするモノに目がいきがちです。もちろん好みのモノを選ぶので、家に持ち帰っても納得なのですが、いざ食卓に並べると騒がしくなり過ぎることもあります。その点、この器は食卓全体を引き立てながら、時に自身のキラリと光るところを見せてくれる、ドラマの名脇役のような存在です。

■関連記事
#144 益子焼(その1) 益子焼のそば猪口
#172 益子焼(その2) 益子焼の大鉢(黒)


posted by Mami & Tetsu at 12:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
この記事へのコメント
なるほど!引き算の美学ってやつですね!
どんどん足していく華やかな美もありますが、
付け加えないことによってできている空間の美しさは、
また逆に奥深さや、説明できないセンスに才能を感じますよねー。

新しい鍋にも合いそうですね。
今日は2月とは思えないくらい温かい日でしたけど
来週はまた水曜あたり寒くなるみたいなので
お鍋日和になりそうですよ。
Posted by いちゅ at 2009年02月14日 23:16
最近、沖縄モノが増えていることもあって、柄の食器が多くなってて…。
そんな中、こういう食器が活躍するんですよね。
新しい土鍋との相性も抜群ですよ!

ホント、また寒くなりましたね〜。
今のうちに、お鍋の記事でもアップしようかなぁ。
Posted by Mami & Tetsu at 2009年02月18日 20:58
ん〜セイチャンやるね!(ってほんとはよくわかってないの・・・)^m^
ここまでこだわってこそ・・・・やね

わ〜い、なべなべー♪
Posted by まきちょん at 2009年02月18日 22:47
いやいや、なかなかセイチャンやるんだよ!

ちなみに我が家はポン酢とゴマだれを併用するので、2種類のお椀が必要なのさ。
もう一種類は昔から使ってるベトナムのだったかな?やねんけどね〜。
Posted by Mami & Tetsu at 2009年02月24日 21:04
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