Nov26,2011

~42 HAMADA SHOJI STYLE

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理想の暮らしを求めて 濱田庄司スタイル

 2011年7月16日〜9月25日までパナソニック電工汐留ミュージアムに於いて、その後、2011年10月2日〜2012年1月29日までの間に益子陶芸美術館で開催されている濱田庄司スタイル展。
 こちらは同展に合わせて美術出版社より出版された書籍。開催会場などで販売される図録ではなく、書店などで買い求めることができます。
 民藝運動の中心人物の1人であり、現代陶芸家として活躍した濱田庄司は、自らの暮らしにも理想を求め実践していました。
 この展示会では作品だけではなく、生活や思想などのバックグラウンドを含め、トータルでの濱田庄司の「スタイル」を紹介する試みとなっています。
 汐留ミュージアムでの展示は終了していますが、益子に足を運び、同展と一緒に、創作と生活の場であった益子参考館(旧濱田邸)を訪れるのが理想的ですよね。きっと美術館では分からない空気が感じられるはずです。
 この書籍も、とても良い仕上がりです。
 見やすくて、きれいな構成。陶器の基礎的なことやQ&A方式による分かりやすい説明がある一方で、寄稿された解説は、詳しく充実した内容。
 濱田庄司という人は、好奇心旺盛でバイタリティに溢れ、優れた陶芸家であったと共に、やはり知識人でもあったのだなと再認識をいたしました。

◎益子参考館について
 3月の震災では、益子参考館でも多くの被害がありました。自力再建は財政上の都合で困難となるため、有志による基金が設立され、再建資金を募っています。詳細については益子参考館震災被害再建基金のHPをご参照ください。
posted by Mami & Tetsu at 16:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑貨類>本

Nov19,2011

#235 Vintage Liqueur Glass

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ヴィンテージ・リキュールグラス

 もう6年も前のことになりますが、ラスベガスのアンティークモールで手に入れた小さなグラス。
 リキュール用のボトルとグラスがセットになっていて、特にどこのメーカーとも知らないまま、カタチに惹かれて購入しました。
 普段からリキュール類を飲む習慣はないので、棚に飾られたままだったのですが、最近になって、このグラスが活躍しています。
 ただし、注ぐのはリキュールではなく日本酒。
 ここ1年ぐらい、世の中の流行とは何の関係もなく、Tetsuの職場の数名で日本酒が空前のブーム。それも生酒や生原酒といった冷酒類が中心。
 ならばガラス器もありだなと、目を付けたのが、このグラス。適度な容量と持ち心地の良さは、米国からやってきたとは思えないほど冷酒向き。
 気負いなく楽しめる、我が家らしい酒器です。
posted by Mami & Tetsu at 12:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>グラス

Nov06,2011

~41 Eva Zeisel

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エヴァ・ゼイセル[Eva Zeisel] by Lucie Young

 テーブルウェアを中心としたプロダクトデザイナーとして知られるエヴァ・ゼイセル[Eva Zeisel]をピックアップした書籍。
 クロニクル・ブックス[CRONICLE BOOKS]というサンフランシスコの出版社が発刊していたCONPACT DESIGNE PORTFOLIOというシリーズの1つです。
 小型サイズながら、写真を多用した内容はヴィジュアルに優れ、また文章も分かりやすく端的にまとめられています。
 同じシリーズでネルソンやヤコブセンなどがあったので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。他にもジャン・プルーヴェ[Jean Prouve]があるかと思えば、カリム・ラシッド[Karim Rashid]があったりと、そのセレクトもあなどれません。
 中国で製本を行っていたようですが、このクオリティーで定価$12.95という、恐るべきコストパフォーマンスのデザイン本。
 残念ながら、現在は絶版のようで、クロニクル・ブックスのオンライン・ショップでもストックが切れたものはそのままです。
 幸いエヴァ・ゼイセルは現時点ではストックがあり、新品が手に入ります。
 ゼイセルの入門書として最適の一冊です。

Memo:
 エヴァ・ゼイセルは1906年ハンガリーの出身のプロダクトデザイナー。初期はロシアでも活動をしていましたが、戦争を機に米国へ移住。インハウスのデザイナーではなく、フリーランスとして活躍し、数多くのメーカーでデザインを手掛けました。最も有名な製品は、レッド・ウィングで手掛けたタウン・アンド・カントリー[Town and Country]シリーズ。米国らしい色使いが豊かなカジュアルダイニング向けのテーブルウェアで、コレクターズアイテムとして定着しています。
 オーガニックなフォルムデザインがゼイセルの持ち味で、そのセンスが一番に発揮されたのは白い食器でした。キャッスルトン[Castleton China]のミュージアム[Museum]シリーズ、ホールチャイナ[Hall China]のトゥモロウズ・クラシック[Hallcraft / Tomorrow's Classic」シリーズやセンチュリー[Hallcraft / Century]シリーズなど。当時の流行であったカジュアルダイニングではなく、フォーマルなスタイルを現代的にデザイン。その優美なデザインは、テーブルウェアのデザインに新たな流れを生みました。
 静謐なデザインの中には、自然の一部を切り取ったような生命感があります。ミニマルな工業製品の中に温かみを携えながら、決して工芸的にはならない現代的デザイン。日本での知名度は低めですが、米国ではモダン期を代表するデザイナーの1人として高く評価されています。
posted by Mami & Tetsu at 10:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑貨類>本
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