Jan28,2011

#220 Bunaco Bowl

bunaco_bowl.JPG

ブナコの菓子鉢

 以前に紹介した葉型のプレートと同じく、とても古いブナコ。ボロボロになった外箱には「菓子鉢」と書いてあります。
 そうして見ると、確かにコタツの上にでもありそうな和の雰囲気。しかし、これが意外に洋室ではモダンに感じられます。和洋どちらの用途にでも使え、インテリアとの馴染みが良い器です。
 独特の連続するコイルの文様が美しいラウンドフォルム。四方には若干の角ばりをもたせてあります。
 ブナコは押し出し成形という構造上の都合から、鉢状にすると基本的に口縁に向けて広がっていく形になるはずなのですが、こちらは一旦立ち上がった後に口がすぼんでいます。
 よく見てみると、上下に二つのパーツを作り、それを組み合わせているようです。接合部になる側面中央部にはブナのテープが巻いてあり、その木目が良いアクセントとなっています。とても凝ったつくりですね。
 工程には手作業が多いらしいので、相当な手間がかかっているはずです。それにもかかわらず、古いブナコは(今のところは)お手頃な価格で流通しています。
 デザインでは彫刻的なウッドカービングにはかなわないかもしれませんが、軽くて水気に強いという使い勝手の良さで、テーブルの上で活きた器となる魅力があると思います。
posted by Mami & Tetsu at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>その他

Jan19,2011

~32 Bonhams Auction Catalogue

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ボナムス[Bonhams]のオークションカタログ

 2008年4月16日にロンドンのボナムスで行われたインターナショナル・コンテンポラリー・セラミックス[International Contemporary Ceramics]のオークションカタログ。
 ボナムスというと、サザビーズ[Sotheby's]やクリスティーズ[Christie's]のような美術品オークションハウスとは異なり、自動車やビートルズグッズから恐竜の化石等まで、多彩なアイテムを取り扱う競買業者というイメージが強いのですが、近年は美術品分野にも力を入れているとのこと。
 このオークションは、ルーシー・リー[Lucie Rie]が多数出品されているということで検索に掛かってきました。インターナショナルと冠しているもののロンドンで開かれたということで、バーナード・リーチ[Bernard Leach]、デイヴィッド・リーチ[David Leach]、ジャネット・リーチ[Janet Leach]、マイケル・カーデュ[Michael Cardew]、濱田庄司、島岡達三といった民芸系でお馴染みの名前や、ゴードン・ボルドウィン[Gordon Baldwin]やアラン・ウォールワーク[Alan Wallwork]、ジェフリー・スウィンデル[Geoffrey Swindell]など、ロンドンのギャラリーで見かけそうな英国系陶芸家の名前がずらりと。
 ちなみにボナムスのサイトでは過去のオークションのオンライン・カタログを見ることができます。落札結果のアーカイブをウェブで閲覧できるオークションハウスは増えてきていますが、ボナムスでは比較的大きなサイズの画像もあり、分かりやすいシステムを構築しています。興味がある方はご参照を。
 オークションカタログは、ごく稀にしか買わないのですが、今回はこの表紙にやられました。こちらはウィリアム・ニューランド[William Newland]という英国陶芸家の作品。スリップで絵付けされた雄牛で、V&Aのコレクションにもなっています。このオークションに出品されたウィリアム・ニューランドの作品はこれ一点だけ。もっと価格が高いものなら他にもあるにもかかわらず、表紙にはドーンとはみ出すほどのアップで登場。これいいですね。完全に大好きな感じです。
 充実の出品物ときれいな構成で、内容的にも満足しています。ジャケ買いも同然でしたが、なかなか良いカタログを手に入れました。
posted by Mami & Tetsu at 20:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑貨類>本

Jan05,2011

#219 横田屋窯(その2)

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横田屋窯の香合

 少し前にも紹介をした横田屋窯の香合。その時に「次回訪れた際には、つい買い足してしまいそうな予感…。」と書きましたが、予想通りの展開に。
 読谷山焼陶器市を訪れた際に寄ると、工房の前には板の上に並べられたやちむん達が。奥さんは「業者さんが多く買っていくので、今はもうこれぐらいしかないけど…」と言われていましたが、それでも連なって並べられた香合は魅力的で目を奪われました。きっと窯出しの時は圧巻の光景が広がっているのでしょうね。
 前に買った香合は、飾っているだけで何かに使っている訳ではないのですが、なんとも良い雰囲気でお気に入り。ですので、並んでいるのを見た瞬間に、やっぱり買い足しておこうとなりました。
 てっぺんが面になっていて平らなものと、角になっていて尖ったものと2つのカタチがあり、それぞれ何種類かの柄があります。
 同じカタチや柄でも個体差があるので、あれこれと並べ直しては比べてを繰り返し、尖ったカタチの柄違い2個に決めました。
 ちなみに今回の画像は横田屋窯で撮影したもの。工房の前にテーブルとベンチがあって憩いの場のようになっており、そこに置いています。
 我が家が陶器などを選ぶ時に、店内の照明だけでなく日光があたる場所へ移動して色合いを確認したりすることがあると書いたことがありますが、もう一つ別の習性が。
 選んだものが本当に良いのか、少し別の場所へ移してみます。
 窯元や陶器市のように似たものが多くある場所だと、たくさんの中では一番に見えても、それだけを取り出してみると別の方が好みだったなんてことがあります。比較することにばかりに意識がいって、少し感覚がくるってしまうのかもしれませんね。そこで、選んだものを別の場所に置いて、まずは気持ちをリセット。角度や光の当たり方も変わり、あらためて、それ自体をちゃんと見ることができる気がします。
 横田屋窯では、ちょうど良いところにテーブルがあったので移してみました。すると森を背景にした感じが清清しくて、思わずブログ用に一枚撮影。自分が買ったものを窯元で撮るなんて、これまでにしたことがなかったのですが、やってみるといいものですね。また機会があれば撮ってみたいと思います。
posted by Mami & Tetsu at 20:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ
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