Apr27,2009

#191 Viking

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タイスト・カーシネン[Taisto Kaasinen]デザインのウプサラ・エクビー[Upsala Ekeby]製のヴァイキング

 陶製のヴァイキングのオブジェです。他に持っているヴァイキングのモノといえば絵皿ぐらいですが、北欧らしくて、大好きなモチーフの1つです。
 デザイナーはタイスト・カーシネン。1962〜1974年にアラビア[ARABIA]でアートデパートメントに所属し、主にアートピースを手掛けたデザイナーとして知られています。日本では、キリンやシマウマ等のフィギュアが人気ですね。
 このヴァイキングはアラビアで仕事を始める前の1961年に、スウェーデンの製陶会社ウプサラ・エクビーで手掛けたモノ。1970年台の中頃まで製造されており、それなりの量が流通しています。大・中・小の3サイズがあり、こちらは大。これだけ見ると写実的なデザインですが、サイズが小さくなるほどにズングリとした体型に変わっていきます。個人的には、モビルスーツのような、いかついカタチの大サイズが気に入っているのですが、サイズ違いを揃えて並べるのも楽しそうです。
 グレー系の単色で、彫刻のような雰囲気です。にぶい光沢感の釉薬は、表面の凸凹により濃淡が現れ、深みのある質感。単色ながら表情豊かに感じます。
 北欧系ヴィンテージを扱うショップやオークションで時折見かけており、以前から気になっていました。
 神戸に催事で来ていたハミングジョー[humming joe]さんと立ち話をしている中で、欲しいと思っていることに触れたところ、何ヶ月か後に入荷メールがやってきました。「次の催事にお持ちするので、もし気に入っていただければ。」って、そんなの、買うに決まっているじゃないですか!ちょうどTetsuの誕生日近くだったので、この年のプレゼントはヴァイキングということで…。
 オークションでは角の部分に欠けがあるモノなどを多く見かけるのですが、メーカーのシールまで残っているパーフェクトコンディション。さすが頻繁に買い付けに行っているだけありますね。頼りになります。

Memo:
 ウプサラ・エクビーはスウェーデンのウプサラで1886年に創業。当初はタイル類を製造していましたが、1890年代後半から陶芸職人による成型や絵付を施した陶磁器類に主力製品をうつしていきました。1930年のストックホルム・エキシビジョンの頃からアーティストを雇うようになり、その活躍が1950〜60年代に同社を最盛期へと導きます。1942年からアートディレクターを務めたヴィッケ・リンドストランド[Vicke Lindtrand]、1953〜57年と1962〜71年の間にアートディレクターを務めたスヴェン・エリック・スクウォニウス[Sven-Erik Skawonius]、1949〜72年の間に同社でデザインを手掛けたマリ・シムルソン[Mari Simmulson]は、その代表的なアーティストです。また、同社は買収・合併による事業拡大に積極的でした。テーブルウェアが人気のゲフレ[Gefle]は、1942年に買収した窯です。1964年にはロールストランド[Rorstrand]を傘下に収めるに至ります。スウェーデンの製陶業に多大な影響を及ぼし、素晴らしいスカンジナビアンデザイン製品を多数残しましたが、事業拡大が負担となり1970年代には閉鎖状態となりました。
posted by Mami & Tetsu at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>オブジェ

Apr12,2009

Gratin

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グラタン

 グラタンを作りました。とても2人で食べるとは思えない量(笑)
 Tetsuはグラタン大好きなのです。Mamiもかなり好きだけど。
 冷蔵庫ゴソゴソしてて、あ、今日作ろう!と思いたったのです。
 今回グラタンに入るのは、新ジャガ・ブロックベーコン・エリンギ・玉ねぎ・マカロニです。ホワイトソース作りながら、牛乳足りなくなって、豆乳入れました(いっつもこんな感じ)
 チーズもたっぷりかけてオーブンへ!
 いつもは四角いパイレックスの容器で作るのですが、初めてオーバル型してみました。
 溢れんばかりにグツグツとした出来上がりにかなり満足♪
 おいしかった〜!
 Tetsuも、もうやめたら?ぐらい食べてました。(笑)
 また作ろっと。
posted by Mami & Tetsu at 18:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブログ>点景

Apr08,2009

~25 Pieni Kirja

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アンティ・ヌルメスニエミについての小さな本

 3本足のスツールをデザインしたアンティ・ヌルメスニエミ[Antti Nurmesniemi]の書籍。表紙の題名はフィンランド語ですが、biotopeさんCINQさんが共同制作した和書です。
 2006年の出版。コーヒーポットが大人気となっていた時期ですね。その後も根強い人気で、復刻版のコーヒーポットが発売されたことは記憶に新しいです。
 アンティは建築からプロダクトデザインまで幅広く活躍。デザインを通して社会に貢献するという、アアルトにも似たスタンスの仕事をしています。ところが彼自身の名を冠した作品は少なく、書籍もあまりありませんでした。この本の登場により、コーヒーポットのことはもちろん、その多彩な仕事ぶりと人柄が分かるようになりました。
 題名どおりの小さな本ではありますが、フィンランドの自宅を訪れて、奥さんであるファッション/テキスタイル・デザイナーのヴォッコ・ヌルメスニエミのインタビューまで敢行しており、とても充実した内容。文書や写真から伝わってくる現地の空気感が心地よいです。
 装丁デザインにも工夫が。表紙が5色あり、小口は黒く塗られています。小さなサイズとハードカバーの厚み、それと色のバランスがなんとも良いです。内容は同じでも、5色集めて積んでおきたくなってしまうようなグッドデザイン。こういうこだわりは、さすがですね。
posted by Mami & Tetsu at 19:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑貨類>本

Apr05,2009

#190 Three Legs

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アンティ・ヌルメスニエミ[Antti Nurmesniemi]デザインの3本足スツール / Three Legs

 木製の小さなスツール。
 日本ではカラフルなコーヒーポットのデザイナーとして有名な、アンティ・ヌルメスニエミがデザインしたモノです。
 シンプルで何気ないカタチなのですが、パッと目を惹くのは座面の素材感。薄く重ねた集成材を断面が見える方向に削りだしたミルフィーユ状の部材で、年輪を直線にしたような、美しい紋様が現れています。層の中には、フシのところかと思われる茶色い部分が点在し、まるで天然素材のように感じられます。
 アンティのスツールといえば、自らが設計に携わったパレスホテルで、内装デザインの一環としてつくられたサウナスツールが有名ですね。同じく、集成材の削り出しによる美しい紋様が印象的な作品。こちらとは材の合わせや木目の出し方が異なっており、また違った雰囲気です。3本足のスツールについては詳細を知らないのですが、同時期にデザインされたモノだと聞いたことがあります。脚部の作りはよく似ています。
 もともとムッチャンの家にあった同じモノを見てから、欲しいなと思いはじめました。
 復刻生産品をBEAMSが取り扱っていると聞いて、International Galleryへ。ところが店頭に在庫があったものの、微妙に作りが変わっていました。座部の裏面に板を貼るようになったようです。普通に床に置いている分には、ほぼ見えない作りで、わざわざ持ち上げて逆さまにするか、床に寝転がらないと分からないだろうなという部分です。でも、これが気になってしまいました。
 この裏面にはアンティ・ヌルメスニエミの焼印が押してあり、ミルフィーユ状の材に押された焼印の雰囲気がなんとも良かったのです。でも、板が貼られていると、のっぺりした印象に…。わざわざ仕様を変更したのですから、構造上の問題等があったのかもしれませんし、そんな裏面のデザインまで気にしなくても良いのかもしれませんが、どうも気になってしまって。とりあえず買うのは止めました。
 他を探してみるものの取扱いっている店は見つけられず、また仕様が戻る可能性もあるかなという程度の期待しかできない状況でしたが、巡り合いがありました。
 ハミングジョー[humming joe]さんのブログの写真の片隅に、このスツールらしきモノがありました。ハミングジョーさんならば新品の可能性は低いはずなので、もしかしたらと思ってメールしてみたら、ビンゴでした。復刻版の中古品で、裏に板が貼られていないタイプでした。そんな事情を知らないので、裏に板が貼ってあるかどうかを確かめるメールは、なかなか怪しかったとは思いますが…。
 ちょうど神戸アンティークフェアの時期だったので、その時に持って来てくれました。いつもながらのグッドセレクトに感謝です!

Memo:
 アンティ・ヌルメスニエミ(1927年出生)はフィンランドのインテリアデザイナー、工業デザイナー、建築家として活躍。ホテルの建築やレストランのインテリアから、家具やキッチンウェアまで、多岐にわたる仕事をしています。ヘルシンキの地下鉄や観光フェリー、発電所の煙突や高圧線鉄塔など、公共的なデザインにも多く携わっています。1964年のミラノ・トリエンナーレでは、妻のヴォッコ[Vuokko Nurmesniemi]とともに手がけたフィンランドブースの内部デザインでグランプリを受賞。1967〜71年にはフィンランドデザイナー協会委員長、1989〜92年には国際インダストリアルデザイン団体協議会[ICSID]の委員長を勤めています。

[参考文献:biotope / TORi Vol.5
posted by Mami & Tetsu at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家具>家具
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