Feb03,2007

~16 スティグ・リンドベリ作品集

スティグ・リンドベリ作品集
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スティグ・リンドベリ作品集 by Gisela Eronn

 今や北欧の陶器といえばこの人、というほど有名人のスティグ・リンドベリ。戦後のスウェーデン製陶における最重要人物の一人で、世界中にコレクターが存在します。近年の北欧ヴィンテージの人気の火付け役であり、その人気を現在まで牽引し続けている、すばらしいデザイナーですね。
 リンドベリの生誕90周年にあわせて、昨年から開催されてい
グスタフスベリ陶磁器美術館のリンドベリ展やスウェーデン国立美術館の回顧展の影響で、本国スウェーデンでの人気も一層の高まりをみせています。
 この本は、2003年にスウェーデンで発行されたスティグ・リンドベリの伝記/作品集『Tusenkonstna ren STIG LINDBERG』の日本語に訳したモノ。人気のテーブルウェアからアートピースまでの陶磁器類、イラスト、テキスタイルや水彩画まで、彼の生涯における活動を余すことなく紹介しています。多彩な分野で発揮する非凡な才能とパワーには、ただただ驚かされます。
 海外ではアートピースの評価が高く人気があるという話を聞いたことがありますが、個人的にも惹かれました。デンマークやスウェーデンのアートピースに見られる、美しい釉薬を施した陶器なのですが、そのフォルムが素晴らしいです。北欧らしい優雅で気品のある曲線美に、リンドベリらしいデフォルメが加わった、個性的なファルムデザイン。土や釉薬の質感とのバランスも絶妙です。リンドベリはろくろを使うことが出来なかったらしいのですが、こういった作品はデザインするのみで、全て職人が作っていたのかな…。逆に、陶芸家にはないアプローチが生み出す作品スタイルが、リンドベリらしさなのかもしれませんね。
 北欧ファンには定番本ですので、今さらここで紹介しなくても知っている方が圧倒的でしょうね。もし、読まれていないリンドベリ・ファンの方がいましたら、必読です。ちなみに上の画像にはAmazonのリンクを貼っていますが、最近は在庫がないようで、マーケットプレイスの異常な値段のモノが表示されることがしばしば。別に絶版本でも希少本でもなく、プチグラのウェブショップで普通に買えますよ。ただ、Amazonと違って5,250円以上買わないと送料が無料にならないので、装丁を改めて再販されたプチグラ No.7あたりとセットで買うのがお奨めでしょうか…。


posted by Mami & Tetsu at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑貨類>本
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