Nov05,2006

~14 Sixties Style

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シックスティーズ・スタイル[Sixties Style] by Judith Miller

 ロンドンに行った時にV&Aのミュージアムショップで買いました。V&Aが出版している書籍ではないのですが、たまたま60年代スタイルの企画展をファッションやモダンデザインのフロアで催されていて、それに触発されました。
 セラミック、グラスウェア、家具にファッションまで、よくぞここまで集めたなと思うほど大量のモノが紹介されています。いかにも60年代だなぁと思うサイケデリックなモノも多いのですが、グッと惹きつけられるモノも随所にあります。
 いわゆるペーパーバックのサイズですが、448ページと分厚く、ページいっぱいの大きなカラー写真が満載。メーカーやデザイナー等の簡単な説明と共に大雑把な価格帯の目安が添えられています。コレクター向けの書籍にありがちなスタイルですが、60年代という共通項以外は統一感が全くなく、題名どおり60年代スタイルを紹介するための本ですね。時代を感じながら楽しく見ることが出来ます。
 ただ、北欧系一辺倒の好みの人には、少し系統が違うのでおすすめではないかなぁ。でも、個人的に物欲をかなり刺激される非常にリスキーな本です。


posted by Mami & Tetsu at 18:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑貨類>本

Nov03,2006

#131 Rye Pottery Cup

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ライ・ポッタリー[Rye Pottery]製のミニカップ

 前回と同じくライ・ポッタリーです。お猪口ぐらいのサイズの小さなカップです。日本でしたらお猪口、中国茶の聞香盃にもよさそうですが、英国での用途は何なのでしょうね…。
 小皿を買ったのと同じストールにありました。ライのモノは小皿ばかりを気にしていたので、このカップは気にとめていなかったのですが、店のお兄さんが「これもライのモノだよ」って教えてくれました。
 太いラインと細いラインが交互に連続するストライプ。いかにも手書きですといった、線の揺れと色の濃淡がいい味を出しています。コバルト系ではない少しスモーキーな藍色で、品のある色目です。
 また、小皿よりも全体の質感が落ち着いています。地の白の釉薬が少しくすんでいて、やや荒い焼き上がり。
 店のお兄さんによると、このカップの方が古いモノで、おそらく50年代位だろうとのこと。には釉薬がかけてなく陶土の色が分かるのですが、古いモノの方が茶色っぽいらしいです。詳しいことは知らないのですが、土の採取場所が変わったのかもしれませんね。
 お目当ての小皿ではないですが、カップも雰囲気いいですね。実はMamiはお兄さんが教えてくれるより前から気になっていたらしいので、もちろんお買い上げです。
 このお兄さんのストールには他にも色々といいモノがありました。エステリ・トムラ[Esteri Tomula]やレイモンド・ローウィ[Raymond Loewy]のコーヒーセットがあり、なかなかのお手頃価格。これなら日本に持って帰って転売できるかもなんて悪巧みもチラッと思いましたが、ちょうどテロ未遂の後でロンドンからの手荷物制限が厳しい時だったので、これ以上割れ物は持って帰れないなと思い、止めときました。まあ、今回の目標は英国モノだったので、自分の買物としては満足ですけどね。

Memo:
 ライ・ポッテリーについては#130 Rye Pottery Plateで詳しく書いていますので、そちらを参照してください。
posted by Mami & Tetsu at 19:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器

Nov01,2006

#130 Rye Pottery Plate

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ライ・ポッタリー[Rye Pottery]製の小皿

 ロンドンのマーケットで見付けたライの小皿。1970年代ぐらいのモノです。
 ガイドブックを見るまで全然知らない存在だったのですが、カムデン・マーケットの紹介記事に載っていたライの小皿に目を奪われました。結局カムデンには行かなかったのですが、スピタルフィールズで発見しました。
 ライは、イギリスの南東部、イースト・サセックス州南海岸部に位置する小さな街。かつては港町として栄え、中世の面影を残す美しい街です。ロンドンから比較的近いので、観光地としても知られていますね。この街の特産品の一つが陶器。ライでは、ほとんどの家や店の表札が陶器製で、訪れた方の印象に残る光景の一つのようです。
 製法的にはマジョリカ焼やファイヤンスに近く、赤土を白い釉薬で覆い、色彩豊かな絵付けを施します。動物や人物のフィギュアも有名ですが、ちょっと好みではないですね。我が家の狙いはやはり小皿。
 色を多く使いますが、色調は柔らかく優しい風合い。モチーフは抽象的に描かれ、幾何学なパターンも多いです。手書きのタッチには温かみがありますね。上品な素朴さが心地よいです。
 印判の小皿を集めるような感覚で、柄違いを何枚も集めたくなりますね。何枚か買って食器として活躍できればなと思ったのですが、手に入れられたのは一枚だけだったので、写真のように皿立てに置いて飾っています。

Memo:
 ライ・ポッタリーはサセックス州にある小さなライという街とその周辺地区で作られる陶器を総称して呼ばれます。ライでは11世紀から陶器を製造していましたが、現在ライ・ポッタリーとして知られる陶器は、18世紀末のキャドボロウ[Cadborough]から始まりました。ライ・ポッタリーの伝統的デザインとして知られるホップの枝葉をポット類にあしらったホップウェア[Hopware]は、キャドボロウが作り出したスタイルです。同製陶所はいくつかの変遷を経たのち、第二次大戦後にウォリー・コール[Wally Cole]とジャック・コール[Jack Coll]の兄弟が会社名をライ・ポッタリー[Rye Pottery]に改めました。コール兄弟は伝統的なデザインから離れ、当時のスタイルに合った高品質な陶器を製造しました。また、彼らは多くの徒弟を訓練し、次第に徒弟の多くは自分自身の工房を持つようになりました。デイビッド・シャープ[David Sharp]はその代表格です。一時期は小さな街の中に8軒以上の独立した工房があり、産業の中心となりました。
posted by Mami & Tetsu at 19:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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