Jun29,2005

#54 印判の小皿(その2)

inban2.jpeg

印判の小皿(その2)

 今回は輪が連なったパターンの印判。質感は確かに和骨董ですが、なかなかシンプルでポップな図柄の小皿です。
 最近のモノならともかく、和骨董といわれる分野でこのような柄が豊富にあることを皆さんはご存知でしょうか。和骨董を知り始めた頃、私はとても驚きました。もっと松竹梅とか鶴亀とか、山水画のような柄などをイメージしていましたから…。この柄なら十分モダンでいけると思いませんか?
 絵付けのパターンがモダンに馴染みそうなものであることだけでなく、意外と骨董の質感というのがポイントです。我が家はモダンデザインといってもビンテージを好む傾向にあり、和骨董の時代を経た質感は我が家にハマリます。和モノの合わせにくさを、ビンテージ特有の質感がいい具合に調和してくれます。
 和骨董に限らず、色々なモノを混ぜて調和させるのは難しいですよね。究極に趣味が偏っていれば統一感がでそうですが、ただ好きなモノを集めただけではゴチャゴチャになってしまいます。国や時代、スタイル等の先入観にとらわれずに、モノが持つ質感・風合い・印象等の様々な要因を感じ取り、自分の目指すイメージに合うように再構築する能力が求められるのかなと思っています。また、好みのモノであっても自分の家に合わないモノは買わないという決断も時には必要なのでしょうね。
 偉そうなことを書いていますが、なかなか実践は難しいです。好きなモノは欲しくなってしまいますし、好みのジャンルも拡がっています。ちなみに最近ちょっと気になるのはアフリカンと日本民藝館。(何気に韻を踏んでみました…)

Memo:
 印判については#50 印判の小皿(その1)で詳しく書いていますのでそちらを参照して下さい。
posted by Mami & Tetsu at 21:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器

Jun26,2005

*15 太平閣

taiheikaku1.jpeg taiheikaku2.jpeg taiheikaku3.jpeg

太平閣

 今回は変わりだね。take outも可能な太平閣の豚まんです。関東では肉まんと呼ばれているようですが。太平閣的にはまんじゅうらしいです。本当はお店に行って、豚まん以外に点心やラーメンもと思っていましたが、なんとお店は改装中…横で豚まんだけは売っていたので、青空の下買って食べたというわけです。まぁ、一番紹介したかったのは豚まんですのでいいとします。
 何でもそうなんですが、焼肉の時にも書きましたが、うちは★派うちは◇派ってありますよね。我が家も、神戸では超有名、南京町にあるし観光に来られた方にも有名なんじゃないかな?『老祥紀』の豚まんも好きです。いつも長蛇の列で驚きですけどね。あと、新開地の『春陽軒』も味噌味が濃厚でいけます。また紹介したいと思います。
 我が家的好みは皮がもっちり、中の具はギュッとジューシー。太平閣の豚まんを初めていただいて食べた時、そこそこ大きいみかけに、皮ふわふわ系だな?と思ってあまり期待しなかったんですね。でも食べてみると、皮もっちりで皮にもからしが合うしいい味です。中身もあらくつぶした豚肉と玉ねぎなどが入っており、まるで豚バーグ(もちろん焼いてありませんが)のような 旨味を閉じ込めてある感じ。
 特にMamiがここのを気にいったのは具に胡椒がきいているところなんです。そう、少しスパイシーです。粗びきの黒胡椒が具の中に見えますが、それがすごく味のいいアクセントになり、甘みのある具と隠し味的黒胡椒が合う合う!!満足感があります。大きいですが2個はいけますね。
 お店は8月ぐらいに新装開店ということでした。take outの場合も《太平閣の「まんじゅう」をよりおいしく食べるコツ》という紙を入れてくれるので安心ですよ。「チーン」する時のコツなどのっています。地元の人はもちろん、ちょっとした旅の人もお土産に神戸の豚まんはいかがですか?
 場所はセンター街。サンプラザとマルイの間の細い道沿いです。
posted by Mami & Tetsu at 09:48 | Comment(4) | TrackBack(0) | グルメ>その他

Jun25,2005

^6 Live at the JAZZ CAFE

sergio mendes
click me to go Amazon


ベスト・ヒット・ライブ[Live at the JAZZ CAFE] / スウィング・アウト・シスター[Swing Out Sister]

 今回はブラジル系を離れて、英国出身のデュオ、スウィング・アウト・シスターです。長い間一定の人気を保っているグループですのでご存知の方も多いと思います。JazzやR&Bを取り込んだ良質で洗練されたポップスが売りですね。
 スタジオでのテクニックを駆使して作りこんだ心地よいサウンドというイメージがありますが、今回紹介するのはライブ版。ロンドンのJazz Cafeで披露した楽曲はJazzyにアレンジされ、そのパフォーマンスの完成度の高さには驚かされます。この手のジャンルはライブで聴くとガッカリという場合も多いのですが、スウィング・アウト・シスターに関しては逆に惚れてしまいましたね。音源の高性能化により最近では打ち込みの楽曲に対する違和感はほとんどなくなりましたが、ライブでも強いミュージシャンにはやっぱり魅力があります。
 微妙に古いアルバムですので、楽曲のアレンジに若干の懐かしさはあります。でも最近はむしろ新鮮に聴こえてきました。名盤です。
posted by Mami & Tetsu at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音ネタ>音楽

Jun23,2005

#53 Tea Glass

timo.jpeg

ティモ・サルパネヴァ[Timo Sarpaneva]デザインのイッタラ[Iittala]製ティーグラス / Tsaikka

 我が家は北欧モノばかりを集めているのではないのですが、やっぱり好きなのですよね…、特にグラス。北欧ビンテージというと、ちまたでは陶器類の人気もありますね。我が家は陶器類に関しては北欧モノもいいなぐらいのノリですが、グラスは結構ハマッています、特にTetsuが。実は普段使いしているグラスはもっぱら琉球ガラスで、北欧モノとは対照的ともいえる質感ですが、どちらもとても好きです。
 北欧のグラスというと、華奢で繊細なデザイン、着色されていても透明感があり、ガラスの質感を活かしたシンプルな作りという印象があります。実際は色々なモノがありますので、ひとくくりにすることはできないのですが、こういった印象が強いのは、やはりティモ・サルパネヴァ、カイ・フランク、タピオ・ウィルカラ等のフィンランドのデザイナーが50〜60年代ぐらいに残した優れた作品の影響かと思います。
 今回紹介するのは1957年のデザイン。Tsaikaという名のティーグラスです。薄手のグラスと細やかなニッケルめっきのホルダーの組み合わせで、華奢なデザインが彼らしいですね。ホルダーは簡単に取り外せ、ホットでもアイスでも使えます。見た目には少し頼りないようにも思えますが、意外としっかりとホールドしてくれます。
 シンプルなデザインですが、ホルダーのパンチングの柄や取っ手の微妙なカタチ、グラスのシェイプや薄さといった、トータルのバランス感がとてもいいですね。グラス自体のカタチが良く、それだけで使うこともできますが、色がクリアーですし、ホルダーを付けていた方がデザイン的には好みです。ちなみに同シリーズで色付のグラスもあるようです。
 
Memo:
 ティモ・サルパネヴァは1926年ヘルシンキ生れのフィンランドのデザイナー。タピオ・ウィルカラ[Tapio Wirkkala]、カイ・フランク[Kaj Franck]と共にフィンランド三大デザイナーと称され、同国が誇る世界屈指のデザイナーの一人です。1950年代にイッタラ[Iittala]社にてデザインしたiシリーズは、彼自身のみならずイッタラ社の製品イメージともなった代表作。おなじみのイッタラ社のiマークもこの時に彼がデザインしたものです。同年代に発表したオーキッド[Orchid]、カヤック[Kajakki]等の一連の作品群と共に高く評価され、1954年にはミラノトリエンナーレでグランプリを受賞しています。受賞により国際的に評価されるデザイナーとなった後もコンスタントに作品を発表し続けます。芸術的なものから実用的なプロダクトデザインまで、またガラス以外にも陶器やテキスタイル、ウッドやメタル製品等と、とても幅広いデザインを手掛けており、今なお活躍するデザイン界の大御所です。木製の把手がフタを持ち上げるバーになるアイアン・キャスト・ポットや、ローゼンタールのスオミ[Suomi]等数多くの名作を生み出し、多くの作品がMOMA、V&A、Met等の世界中の美術館にコレクションされています。
[参考文献:biotope / 13th floor
posted by Mami & Tetsu at 20:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | テーブルウェア>グラス

Jun19,2005

#52 Bowls

bowl.jpeg

柳宗理デザインのボール

 今回紹介するモノは柳宗理のデザイン。海外のデザイナーだと気にならないのに、なぜか日本の方だと呼び捨てするのがおこがましい気がしてしまいます…。「さん」「氏」「先生」等とつけたくなってしまいますが、差をつけるのもおかしいので敬称は略させていただきます。
 「日本におけるモダンデザイン」というフレーズが連想させるデザイナーは、やはり柳宗理が一番だと思います。もちろん他にもすばらしいデザイナーはたくさんいますが、柳宗理ほど幅広く活躍し、広く一般に認知され、そして、その製品が日常的に使われているデザイナーはいないのではないでしょうか。今さら私が言うまでもありませんが本当にいいモノをたくさん創られています。同じ日本人に世界的に評価が高いデザイナーがいることを誇りに思うと共に、彼のデザインしたモノを使えることを感謝します。
 今回紹介するのはボール。柳宗理デザインのキッチンウェアは、デザインにあたり実際に使う人(料理研究家や主婦等)の意見を取り入れ、機能性を追及していることで有名ですね。ボールの使い勝手なんてどれも同じと思う方もいるかもしれませんが、実際に使ってみるとやはり違いますよ。我が家もこれを使い慣れてしまっているので、もう他のボールには戻れないと思います。
 執拗なまでに機能を追及しているのに、シンプルで非の打ちどころのないデザイン。ボールを構成するデザインの要素はステンの質感とフォルムぐらいしかないのに、これほどにも差がでるのかと、プロダクトデザイナーの存在意義を改めて思い知らされます。何度見ても素晴らしく、ため息もののデザインです。
 これだけデザインが良ければキッチンのみならず、そのまま料理を盛って食卓にもだすこともできますね。
 ただし値段は同じ大きさの普通のボールと比べると高いです。でもボールは構造が単純なだけあって本当に長持ちしますよね。一般の家庭でしたらよほどハードな使い方をしない限り同じモノを10年ぐらい普通に使っていると思います。優れた機能性とデザインの満足感を10年間得られるのなら安い買い物だと思います。とは言いながら、実は我が家のモノは何回か登場しているムッチャンからの頂きモノなので自分で買ってないのですけどね(笑)

Memo:
 柳宗理については公式サイトがあり、生い立ちや作品について詳述されています。下記URLをご参照ください。
 なお、公式サイトといっても本人公認のもとで有志の方が作られたもので、スタッフの方の柳宗理に対する尊敬や愛情、情熱が伝わってくるとても良いサイトです。今後益々のご発展を期待しております。
 http://japon.net/yanagi/
posted by Mami & Tetsu at 12:00 | Comment(2) | TrackBack(1) | キッチンウェア>調理器具
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。