Mar03,2005

#13 Le Creuset

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ル・クルーゼ[Le Creuset]のホーロー鍋

 非常にポピュラーな定番品ですが、我が家の愛用の品です。
 キッチンウェアはデザインだけでなく機能的であることが必要です。どんなに見た目が良くても使い勝手が悪くてはキッチンでは活躍できません。その点、この鍋は見た目、機能共に合格です。
 ホーローとは金属にエナメル(ガラス質の釉)を焼き付けた加工のことで、金属鍋と違い酸に強くにおいが付きにくい利点があります。
 このためレモンを入れて煮込むような調理をする時なんかに使ったりしますね。でも、それだけなら他にもホーロー鍋はいくらでもあります。
 ル・クルーゼの人気はやはり熱伝導と蓄熱の性能の高さにあると思います。
 カレーでもシチューでもなんでもいいです。煮込み料理を作るときに弱火のとろ火でじっくり煮込もうとして焦がしてしまうことってありませんか?
 ル・クルーゼなら一度しっかり暖めれば後は本当に弱い火で全体をマイルドに暖め続けることができますよ。
 ホーローのコーティングが強いところも良いですね。ビンテージのダンスクによくありますが、ホーローはキズが鉄部までいたると簡単にサビてしまいます。我が家でも5年間使っていますが表面に薄いキズがある程度です。レストランの厨房でも使われるぐらいですから当然の強度かもしれませんね。
 なにか今回は通販のページのようになっていますが、それだけ鍋としての性能が高いということです。
 加えて、この見た目ですので人気があるのも当然ですね。
 唯一の難点は重たいこと。鉄の塊のような鍋ですので、これが原因で使わなくなる方もいると思います。
 買おうと思っている方は一度実物を持ってからのほうが良いですよ。

 我が家がこれを買ったときは、まだ定価販売ばかりの時代でした。今は安価で売っている店が街でもネットでもよくあります。
 一応、楽天Amazonにリンクを貼っておきますが、買った後に「近所のジャスコでもっと安く売ってた!」なんてことにならないようによく比較してくださいね。

Memo:
 「クルーゼ」とは、フランス語で「坩堝」を意味します。高熱でどろどろに溶かした鋳鉄を型に流し込む製法を表している「クルーゼ」に定冠詞の「ル」をつけて「ル・クルーゼ」の社名は誕生しました。
 北フランスのエーヌ県(AISNE)サン・カンタン市郊外の小さな町、フレノワ・ル・グランは、コークス、砂、銑鉄の原産地です。200年以上も前から、鋳物製品を作り続けているこの町にル・クルーゼ本社があります。この地に工場を構えたル・クルーゼ社の創業は1925年。それ以来、機能的かつ美しいキッチンウエアを作ることをモットーに、さまざまな種類の鋳物ホーロー製品を生み出しています。
 現在でも熟練工の眼や手を使ってひとつひとつ行われている厳しい品質チェックを経て出来上がったル・クルーゼの製品は「一度ル・クルーゼを知るとル・クルーゼなしでは料理ができなくなる」と一流シェフも認めた品質で、現在では世界各国のレストランやご家庭で、世代を超えて愛用されています。


posted by Mami & Tetsu at 12:39 | Comment(2) | TrackBack(1) | キッチンウェア>調理器具

Mar02,2005

#12 Glass bowl

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バカラ[Baccarat]のガラス鉢

 モダンデザインというと古くても1940年代ぐらい以降のデザインをいうことが普通でしょうか…。我が家はその辺はあまりこだわらすに合いそうなモノをミックスしています。
 今回紹介するガラス鉢も100年以上前のモノで、一般的な区分ではアンティークでしょうね。でもとてもいい雰囲気で、#1で紹介したForm2000と並べてリビングボードに飾っていますが、調和がとれていますよ。
 「バカラひとつで気分はブルジョア」と言われるように、高級なイメージがありますよね。使っていてもやっぱりバカラだと思うと少し気分が違うのも確かです。
 グラスとしては高価ですが、買えないほど高いモノでもないですよ。ちょっとがんばれば買えるくらい。有名ブランドのバッグを買うことをイメージする分かりやすいでしょうか…。いいモノを買うのにそれなりの対価は必要ですが、実際に手に入れれば納得の品です。
 バカラというとエッチンッグによる装飾や大胆なカットのグラスをよく見かけますが、こちらは少し趣が違います。
 少し膨らみながら波打ったガラスは光を屈折させ綺麗な紋様を映し出します。縁の金彩が反射した光はガラスをほのかに金色に染めます。幾層にも重なり合った光がつくりだす紋様は100年前と変わらないのだろうな…なんて考えながら見とれてしまいます。
 ifさんという川西市のアンティークショップが、神戸のさんちかで催される骨董市にいつも出店しており、そこでMamiが気に入って買ったモノです。お店の方へは行ったことがないのですが、あまり大きいお店ではなく、催事に出店する都合で休むこともあるらしいので、近所の方でなければ骨董市狙いのほうが良いかもしれませんね。アンティークのバカラ、ウランガラス、ジュエリーを主に扱っており、非常にセンスの良い品揃えです。骨董市でも小ぎれいに店舗をつくる方なので、すぐ分かりますよ。

Memo:
 バカラは世界が認めるクリスタルガラスメーカーの最高峰です。1764年にフランスのロレーヌ地方の南部にあるバカラ村に建てられた工場が始まりです。1816年に同工場をクリスタル工場へと一新し、高級クリスタルの製造を開始しました。1823年にフランス国王ルイ18世がグラスセットを注文したのをはじめ、歴代の国王・大統領に愛用されてきました。その透明度、輝き、そして完成度の高いデザインにより「クリスタル・オブ・キング」と呼ばれています。
 バカラの初代ロゴは1860年にフランスと英国間の自由貿易が調印され、パリ商法登録商標第1号となっており、1936年まで全ての商品に紙製のシールのようなモノが貼られていました。シールが残っているモノも中にはあるようですが、大半は失われているため、アンティークのバカラにはマークないモノが多くあります。なお、これ以降のモノにはエッチングなどの加工技術により直接マークやサインが入れられています。


追記(2005/4/6)
 今日、帰宅すると晩御飯の準備がされており、テーブルの上にこのバカラの鉢が置いてありました。
 中にはらっきょうが山盛り。
 確かに我が家は「モノは使ってなんぼ」と思っていますが、まさかアンティークのバカラにらっきょうとは…、思わず目が点に。
 Mamiは普通に「ピクルスっぽく洋風にしたかったし、ガラスなら臭いもつかないでしょ」って、そのセンスに脱帽のTetsuでした。
posted by Mami & Tetsu at 12:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>グラス

Mar01,2005

#11 Valencia

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ウラ・プロコッペ[Ulla Procope]デザインのアラビア[Arabia]製プレート / Valencia

 今回はアラビアのお皿を紹介します。最近の傾向からか北欧モノを紹介することが多くなっていますね。でも実は北欧とは縁のなさそうな和骨董屋さんからのいただきモノです。
 バレンシアというシリーズの大皿で、スペインの陶器をイメージさせる大胆なハンドペイントですが、柄はやっぱりフィンランドのテキスタイルなどにありそうなパターンでしょうか。
 でも、なぜかこのお皿は無国籍に感じられます。おそらく白地にコバルトブルー1色で描かれているせいかなと思うのですが、どことなく藍色を基調とした東洋の陶磁器に似た雰囲気があります。
 このため盛る料理を選ばないのがこのお皿のいいところです。和食でも中華でも何にでも合いますので日常的に使っていますが、一番はトマトソースのパスタかなと思っています。白地が見えなくなるほど全面に描かれたブルーの柄が落ち着いた色目のため、明るい色の料理がとても映えます。
 とりあえず白い皿という暮らしに飽きた方にお勧めの一枚です。

Memo:
 アラビアは1873年創業のフィンランドを代表する陶器メーカーです。カイ・フランクをはじめとする有名デザイナーを数多く抱え、デザイン性に優れながらも使い勝手のよい実用的な製品を数多く作っており、世界的にも評価が高いメーカーです。なお、2002年以降はイッタラ社と統合しイッタラグループのブランドとなっています。
 ウラ・プロコッペは1948年から1968年までアラビアの専属デザイナーとして活躍し、今回紹介したバレンシア以外にも耐熱キッチンウェアの名作「Liekki」のデザイナーとしても有名です。バレンシアは1961年のデザインで2002年の製造終了まで一貫してハンドペイントで作られていました。なお1979年までとそれ以降では陶器の素材が違います。Arabia Museumのサイトによれば1979年までがeathenware(陶器)で以降はwhite stone body(いわゆるストーンウェア、陶器と磁器の中間のようなモノ)とのことです。
 アラビアはサイトが充実していますので非常に参考になります。年代ごとのマーク(窯印)の一覧まであるのには驚きました。これがあればビンテージのモノの製造年が大体分かりそうですね。
 ちなみにバレンシアはマークもハンドペイントのため一覧からの判別不能です。「Arabia」の文字とデザイナーとペインターのイニシャルが手書きされているのですが、イニシャルは達筆すぎて何のアルファベットなのかさえ分かりません(笑)
 アラビアのファクトリーショップにはこのマークが全体にプリントされているマグが売られているそうです。かおりんさんのbrog「私的北欧案内」で紹介されています。先日vivo,vaさんへ行ったときにこのマグのことを話したら、前に買い付けに行ったときにお土産に買ったのでお店のスタッフはみんな持っているよって言っていました。うらやましー。

 Arabiaのサイト http://www.arabia.fi/
 Arabia Museumのサイト  http://www.arabiamuseum.fi/

[参考文献:biotope / Arabia Museum
posted by Mami & Tetsu at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>陶磁器
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