Mar21,2005

#25 Dinning Chair

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ビンテージの椅子/ダイニングチェア

 家具好きの人は椅子にこだわる方が多いですよね。
 使用頻度が高く、有名デザイナーの製品でも価格帯が手ごろで、選択の幅が広い上、複数のモノを所有することもできます。
 なによりも椅子というアイテムは作り手側にも思い入れがあるモノが多く、ハンス・ウェグナーに代表されるように、椅子作りに生涯を捧げる家具デザイナーもいます。そうなれば買う側にも当然力が入ってきますよね。
 その人が持っている椅子を見ると、インテリア全般に対するスタンスが伝わってくるように思います。
 我が家のダイニングチェアは昔から好きな定番の椅子と無銘の椅子とをセットで使っています。今回紹介するのは、よりミックスモダンな感じのする無銘の方。
 仕入れはヨーロッパですが、メーカー等は不明です。とても品の良い形の成形合板の椅子です。成形合板の座面にスチールの脚というマテリアルの組み合わせは、どうしてもヤコブセンの模倣におちいりがちですが、この椅子はオリジナリティーがありながら非常に完成度の高いデザインです。やはり北欧のデザインと考えるのが普通でしょうね。
 同じデザインでチークとローズウッドの2種類があり、この組み合わせがいいですね。我が家が最も好きな材です。一般的にヨーロッパではローズウッドの方が高級とされ、同じモノならチーク材より高値で取り引きされますが、この椅子はローズの方にリペア箇所があり、チークと同じ値段で買うことが出来ました。
 購入したのは目黒にあるハイク[hike]という北欧系のビンテージ家具を扱うお店です。北欧家具を扱うお店としては非常に有名なところですね。良い家具を知っていることが一目で分かるセンスの良いセレクトで、贅沢に空間を使ったこぎれいなお店です。

追記(2005/3/24)
 先日この椅子について「オリジナリティーがありながら」とか「やはり北欧のデザインと考えるのが普通でしょうね」と書きましたが訂正します。
 買ったお店もハイクですし、てっきり北欧系かと思っていたのですが、1941〜1945年に作られたイームズ[Eames]のDCWかLCWの試作品に良く似ています。手持ちの資料が少ないためはっきりとは分からないのですが、この試作品の模作と考えるのが妥当だと思われます。そう思えばこのデザインの完成度にも改めて納得がいきますね。
 正直言ってよく分からないので、詳しく知っている方いらっしゃいましたら、ぜひコメントください。


posted by Mami & Tetsu at 13:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | 家具>家具

Mar20,2005

#24 Hedgehog

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ウォルター・ボッセ[Walter Bosse]デザインのハリネズミ[Hedgehog]

 オーストリアのデザイナーのウォルター・ボッセの代表作のハリネズミです。
 入れ子式になっていまして、6匹のハリネズミ達を積み上げると1匹のハリネズミになります。6匹それぞれに顔や足がちゃんとあり、どいつもキョトンとした目がとてもかわいいですよ。
 ボッセの作品はオブジェとしてだけでなく機能を兼ね備えているものも多く、このハリネズミもなんと実は灰皿…。
 真ちゅう製ですし、このハリの間にたばこをおけば確かに灰皿になりそうですが、こんなかわいいやつにそんな使い方をさせるなんて、とてもできません。
 我が家では一番上の小さいやつだけを横に置いて、ハリネズミの親子のようにして飾っています。
 ボッセの名が日本で知られてきたのは最近のようですが、ヨーロッパではコレクターアイテムとして定着しています。
 私が初めてこれを知ったのは神戸の西区にあるTRUSSさんに置いてあったモノを見てからです。半年ほど前から気にはなっていたのですが、よし買うぞと決意したときには店頭の一体のみでストックがないため今は売れないとのことでした。
 しょうがないのでネットで捜しまわり、1ヶ月ほど後にeBayのオークションでドイツのアンティーク屋さんが売りに出しているのを発見しました。写真や説明も豊富で、信頼できそうな業者さんでしたので入札したのですが、値段がドンドンあがりました。他の入札者がどこの国の人かは分かりませんが、現地で人気がある商品のオークションは、送料分だけこっちが不利ですね。
 いくらまで入札するべきかを迷って、もう一度TRUSSさんに電話をしたら、なんと2体入荷があったとのこと。結局、送料を含めればTRUSSさんの方が安いところまでeBayのモノは値段が上がってしまったため、急いでお店に行って買いました。
 ボッセの真ちゅう製フィギュアはハンドメイドのため、同じモノでも微妙に表情が異なります。こんな近所のお店で実物を手にして2体のうちから好きな方が選べるなんて、恵まれた環境です。
 また、このハリネズミは世界中でフェイクが作られたことでも有名ですね。かなり精巧に作られたモノもあり、素人での判別は不可能ですので、信頼あるお店で買うしかありません。
 ちなみにTRUSSさん自体は北欧屋さんではないのですが、おそらく仕入れ元はお友達だと言っていた東京にある某有名店と思われます。ボッセのモノはヨーロッパのコレクターからの仕入れをしているお店ですので信頼できますよ。ちょっと西ですけど神戸で実物を見たい方はTRUSSさんへご相談を。

Memo:
 ウォルター・ボッセは1904年ウィーン出生のオーストリアのデザイナーです。
 1927年ウィーンの陶器メイカーGoldscheider&Coで働き、1938年bosse Keramikを設立しました。初期の頃はセラミック製の作品が中心でしたが、1953年にドイツへ移住し自身のワークショップにて小さな真ちゅう製オブジェクトの製作をはじめます。その多くが動物をモチーフとしたフィギュアで、50年代中頃より人気が出始めました。作品の人気が高まると共に、世界中でコピーが作られ、その後は訴訟問題で苦しめられることになります。ハリネスミの灰皿にいたっては100万個以上のコピーが作られたとも言われており、驚異的な量のコピーが出回っています。
 彼の作品はオブジェとして以外に、コルク抜きや温度計、ペンスタンド、フック等といった機能も兼ね備えたモノも多くあります。初期のセラミック製の作品から真鍮製のフィギュアまで、現在でも世界中の熱狂的なコレクターから支持を得ています。
posted by Mami & Tetsu at 12:35 | Comment(8) | TrackBack(1) | 置物>オブジェ

Mar19,2005

#23 琉球ガラス(その3)

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琉球ガラスの一輪挿し

 #4 琉球ガラス(その1)でも書いたように琉球ガラスというものを一つのジャンルにくくるのはあまりに作風の幅が広すぎます。基本的にはハンドメイドですから、その作家さんのセンスや知識、技術などの様々な要因により変化するのは当然の結果なのかもしれませんね。今回紹介する一輪挿しも作家色の強い作品です。
 形も大きさもちょうど電球ぐらいのモノなのですが、透明のガラスのまわりに大量の気泡を含んだガラスがへばりついており、これがなんともクールな雰囲気を醸し出しています。白く見えるのはすべて気泡です。
 形も大きさもバラバラの泡が、次々に増殖し、盛り上がり続け、透明のガラスを埋め尽くしてしまう。そんなありもしない自然現象の経過を、瞬間的に凍結させたような風合いです。
 北欧等の寒い国のガラスデザイナーの氷をモチーフにした作品は頻繁に見かけますが、日本で一番暑い場所でつくられたガラスがこんなに冷たい印象を与えるのは不思議ですね。
 こちらを買ったのもグラチッタ[glacitta']さんです。気泡を含んだガラスがブームなのか、他にもいくつもありました。何点か買いましたので、また紹介しますね。
posted by Mami & Tetsu at 17:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 置物>花器

Mar17,2005

*2 満月

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焼肉 満月

 神戸といえば…やっぱり神戸牛、しかも焼き肉ですよね。(そうかな?)
 全国的に有名ですが、意外にも神戸にずっと住んでても近くて遠い存在…それが神戸牛でした。なんせ高いですからね。
 それが正真正銘、神戸牛なのにリーズナブルな焼き肉屋さんを教えてもらいました。
 ここは、神戸市の牛をさばくところが休みなら店も休む、だから年末年始はぶち休んだりするんですが、そこに冷凍なんて使わないぞって心意気を感じます。
 席に着くとまず黒いビニール袋に上着を入れます。焼き肉臭がつかないようにとの配慮です(でも帰る頃には自分自身めっちゃにおってるので、あまり意味はないかもしれませんが…、親切です)
 それから生モノから塩焼き、たれ焼きと注文していくのですが、ほとんどの人がご飯を頼んでいます。そう、ご飯がすすむ、欲しくなる焼き肉屋さんです。ご飯は小・中・大とあって、大はおばけのQちゃんもしくは日本昔話みたいな大盛りが出てきますのでご注意を。
 Mami&Tetsuは初体験だったのですが、ここのチャンジャってのがおいしい!!タラの内蔵の塩かららしいけど、これと韓国のりでご飯すすみまくりです。ビールのあてにも最高です。一度お試しを。
 あと普通の塩タンもおいしいですが、常連メニューの生でいけるタンが激うま。表面だけあぶる感じで焼くんですが、タンの旨味を存分に味わえます。タン好きのTetsu大絶賛の一品。
 他の生モノもレバーをはじめ、どれもいけます。この店でレバーデビューした人も多数とか。
 塩モノは塩辛くてあんまり…なMamiだったのですが、ここの塩はあま塩っぽくて肉が味わい深くなる感じ。塩モノのおいしさ、知りました。たれももちろんおいしくて、最後まで満足しっぱなし。
 なんでもそうですけど、人によって味覚って違うので、焼き肉もうちは●派とか★派とかありますよね。わさびでおいしい肉を…なんてのもあり。でも今のところMami&Tetsuはがっつり満月派なのでした。

 というわけで…行ってきました(笑)またかよ。これからはちゃんと行ってから書きますね。やっぱり写真欲しいしね。忙しくなるなー(喜)
 このお店は時間も思いどおりに行こうとすると、2週間ぐらい前に予約するのがベターです。我が家も予約して、その時に生タンをお願いておきました。
 お店についてから今回のオーダーは、やはりとりあえず、ビール、生レバー、チャンジャ、韓国のりです。ここはウーロン茶などのお茶はなく、麦茶のあったかいのか冷たいのをサービスで出してくれます。うれしいですね。
 塩モノは「今日はいいハツ入ってるで〜」という大将のおすすめで、生タン、ハツ、上ミノ、ハラミを、たれはカルビ、ロース、てっちゃんをそれぞれ1人前づつにしました。そしてライス中。
 お肉は切って用意してあるわけではなく、注文がとおってから切って持ってきてくれます。この間、かなり待ちどうしい〜。
 ここの大将は意外に若く、独学で満月をここまでにしたガッツのあるいいキャラの方です。とっても仕事には真剣だけど、ジョークも飛び交い、サービス精神もありありです。
 さてさてやってきました、生レバー。やっぱりおいしい!!レバーはちょっとと言う方にも試して欲しいです。
 焼きモノも大将おすすめのハツをはじめうまい!!我が家のおすすめは塩ハラミ。メニューにはないのですが普通に注文できます。カルビも、脂がこれでもかってぐらい甘くておいしいんです。しつこさを感じない脂感なんですよねー。
 二人で大満足していると、最後にかわいい茶器に入った中国茶がフルーツとともに出てきます。お口さっぱり。いい気分でしょ?おしぼりも新しいものに変えてくれるし。会計のあとは定番のガムもくれますよ。
posted by Mami & Tetsu at 20:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ>その他

Mar15,2005

#22 Art Deco Glass

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アール・デコ[art deco]のグラス

 今回紹介するのはアール・デコ期のグラスです。フランス製らしいのですが、メーカー等は不明です。
 おそらくこのブログを見られている方はモダンデザイン好きでしょうから、アール・デコという言葉は聞いたことはあっても、詳しくは知らない方も多いのではと思います。実は私もこの辺の用語は苦手でして、これから勉強が必要な分野です。おおざっぱな話しか出来ないので今回はMemoにせず、先に簡単に説明しておきますね。
 アール・デコは1920〜30年代ぐらいに流行したデザインのスタイルです。美術・建築・工芸・服飾などの幅広い分野で同様のスタイルが見られます。これより前の1900年代ぐらいのアール・ヌーヴォーと対比されることが多く、アール・ヌーヴォーが動植物等の有機的なモノをモチーフにし写実的・官能的で曲線的なデザインであったのに対し、アール・デコは抽象的・幾何学的で直線的なデザインです。またアール・ヌーヴォーが手工芸的であったのに対し、アール・デコは芸術を産業と結びつけた近代主義的なデザインでもあります。実際は必ずしもあてはまらないモノも多数ありますけどね…。
 アール・デコの方がモダンデザインとの相性が良さそうなのはなんとなくわかりますよね。しかし、モダンデザインと違ってアール・デコのデザインはあくまで様式美です。プロダクトデザインというアプローチは似ていても、モダンデザインには機能美を追求し無駄なモノをソギ落としている一面があります。それに比べるとアール・デコのモノはゴテゴテした印象を受けますね。でもヨーロッパにはこれらをうまく融合させている方達が多くいます。自分なりのスタイルで統一されたインテリアはとても素敵です。
 今回紹介するグラスはそんなデコの時代のモノです。琥珀色のガラスが美しく、側面のラインがシンプルながら良いアクセントになっています。放射状に角張った形状の足がデコを主張していますね。リキュールグラス程度の小ぶりなグラスです。
 これぐらいのグラスなら、簡単にモダンデザインにミックスできますよね。うまく調和させて気が付かないようにしているけど、実はアール・デコだよって感じ、良くないですか?
posted by Mami & Tetsu at 12:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | テーブルウェア>グラス
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