印判角皿
久しぶりに印判を紹介。今回は角型の小皿です。
印判は、基本的には大量生産された日用品。あがりやキズ・欠けといった状態による選別を除けば、自分の好みで選ぶだけ。変わり印判のような希少性のあるモノもありますが、それ以外は、業者さんもモノの良し悪しを感覚的に判断して値付けをしています。逆に言えば感性が合う業者さんのところでは、好みのモノが多くある一方で、いいなと思うモノの値段が高く付けられていたりするのですけどね。
この角皿は、なかなかのお気に入り。カタチ・質感・絵付けなどの、全体的な雰囲気が好みで、使い勝手も良いです。
サイズは味のりにちょうど良いぐらい。ありがちなカタチのように思えますが、印判は圧倒的に丸皿が多く、角皿は限られた量の中から選ぶことになります。そして、個人的に気に入っているのは、縁の角が立っているところ。キッと切り落としたような形状で、丸みがありません。同じようなカタチの皿は、最近の製品にもありますが、ここが違うだけで新鮮でカッコよく感じます。
落ち着いて、趣がある質感。経年による変化もありますが、製法精度の差も大きいと思います。少なからず、不純であったり、まだらな部分があり、これが自然な風合いになっています。
絵付けは印判と手書きを併用。ささやかに花が添えてあり、バランス良く、お皿全体の雰囲気を引き立てています。裏面には雲の絵が描かれています。ほとんど見えない部分なのですが、粋ですよね。古いモノの良さを感じます。
特別に高級でも上質でもありませんが「好きな器で彩る食卓は、暮らしを豊かにしてくれる」と感じさせてくれる皿です。
Memo:
印判については#50 印判の小皿(その1)で詳しく書いていますのでそちらを参照して下さい。
■関連記事
#50 印判の小皿(その1)
#54 印判の小皿(その2)
#62 印判の小皿(その3)
#112 印判の中皿
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